使っていないスマートフォンでIP WEBカメラ
監視用カメラの実験
2016年
9月4日
この日は高エネ研に行く予定でしたが、天気が悪そう(降水確率60%)なので早朝に中止決定。日帰りでガレージに来ました。その後、つくばの天気を調べた
ら雨は降らなかったようです(笑)。さて、最近は台風も大型化して、ガレージの屋根が風で飛んでいないかネット経由で監視できたら便利です。格安SIMと使わなくなったスマート
フォンで監視カメラができないか調査します。ガレージにはネット環境は無いので、携帯電話回線(LTE/3G)を使ってネットに画像を送るしかありませ
ん。スマートフォン用の監視カメラのアプリをいろいろと調べているとwifiなら簡単に繋がるのですが、LTE/3Gでも使える物は少ないようです。”
IP Webcam"をインストールしてみました。Ivideonというサーバにアカウントを作るとLTE/3Gで画像が送れます。テストのために3台のXperia(SO−02E、SO−02C、SO−04H)全てにアプリをインストールしました。LTE/3Gの実験の前にwifiで動作させました。wifiの場合はラウザからスマートフォンのセンサやLEDフラッシュなどの制御もできて、非常に良い出来です。
IP Webcamの動画をLTE/3G経由でPCやスマートフォンで見るにはIvideonにアカウントを作ります。登録は非常に簡単でメールアドレスとパスワードを設定するだけです。
IP Webcam側でIvideonのアカウントを設定します。
また、オーバーレイの設定をして時間とバッテリ残量を動画に埋め込みます。
格安SIMを使う前提で、極限まで低レートにします。ビデオ設定で320x240、画質=30、fps=1にしてみます。
早速、実験開始。格安SIMはまだ入手していないので、この実験では全てスマートフォンのwifiテザリングを通してネットにアクセスします。新しいスマートフォン(SO−04H)がテザリングホストです。
古い方(SO−02E)を母屋の庭に設置して、アプリを起動、ストリーミング開始ボタンを押します。
Ivideonにログインすると。登録したカメラ(スマートフォン)の一覧が出て、オンラインになっているカメラであれば初期画面が表示されます。
クリックすると画像が拡大します。320x240の実サイズではなく、大きくなって表示されます。オーバーレイの設定により、日時とバッテリ残量が上部に表示されます。なぜか、下側に緑の帯が出ています。直接ブラウザでIP Webcamにアクセスした場合と違い、センサやLEDの点灯などのカメラ側への制御はできません。SO−02Eカメラ(wifi)ー>SO−02H(wifi)ー>SO−02H(テザリングーネット)ー>Ivideonサーバ。Ivideonサーバー>SO−02H(テザリングーネット)ー>SO−02H(wifi)ー>ノートPCブラウザ(wifi)というデータの流れです。
9月5日
こちらはアパートの自宅サーバにwifiで接続したカメラ(SO−02E)を会社のPCからブラウズ。色がずれてます、左の緑枠の赤はその右側の容器のふたの色です。画質の設定で30にしていますが、圧縮しすぎかもしれません。下側の緑の帯は上記と同じです。SO−02Eで冷房のないアパートの部屋から丸一日、送信し続けても、とりあえず大丈夫みたいです。SO−02Eカメラ(wifi)ー>wifiアクセスポイント(LAN)ー>自宅サーバ(ネット)ー>Ivideonサーバ。Ivideonサーバ(ネット)ー>会社サーバ(LAN)ー>PCブラウザ(LAN)というデータの流れです。実際の運用では送信し続けると直ぐに格安SIMの上限データ量を超えてしまうので、何かをトリガに送信を開始して、適当な時間で終了させる必要があります。
9月9日
続いて、自宅サーバに接続した一番古いSO−02Cの直URLポート指定の実験。サーバ設定を変更してポートフォワードで8080ポートをSO−02Cに割り当てます。SO−02Cカメラ(wifi)ー>wifiアクセスポイント(LAN)ー>自宅サーバ(ネット)ー>会社サーバ(LAN)ー>PCブラウザ(LAN)という流れです。直URLポート指定だと640x480でもきれいに見えます。ズームや画質、LEDライトなどかリモートで制御でき、さらに青緑の枠のセンサボタンを押すと〜
有効にしたセンサ値がグラフで表示されます。デフォルトは全てのセンサが表示されるのですが、ここでは電池容量、電池温度、電池電圧のみ有効にしました。直URLポート指定直URLポート指定の場合はガレージには設置できませんが、自宅サーバのあるアパートの監視にはなかなか良いです。電池の消費を調べます。100%まで充電してアパートを出るときに充電器をはずしてました。会社に着いた時に90%弱。
上記から約4時間後のお昼で47%まで減っていました。
さらに約4時間後0%になりました。まあ、電池もかなりヘタってるのかもしれませんが、現状の電池で8時間くらい稼働できます。
9月15日
以前、SO−02Eで320x240でIvideon経由の表示では色ずれしていました。色々な設定を試すと480x320で色ずれなく、アパートのネット環境で外から見られることが分かりました。下側の緑の帯も出なくなりました。これより上の640x480等では、ADSLの上り速度が足らないのか、表示できませんでした。今回はUSB給電ですが、次第に電池容量が減って行きます(笑)。朝出る時に60%だったのが、お昼には15%に〜次回、クレードル給電で確認します。
9月16日
クレードルから給電。100%で問題ないです。
9月16日
一番古いSO−02Cの480x320の画像をスマートフォン(SO−04H)のテザリングを使ってガレージからIvideonと自宅サーバの直URLポート指定で同時に表示してみます。SO−02Cの場合USB給電でも100%を維持できます。色ずれもなくきれいに表示できます。Ivideonは直URLポート指定より3〜4秒ほど遅ているようです。格安SIMの速度がADSLの上りと同じ1Mbps程度なら480x320の画像をIvideon経由で見ることが出来そうです。
Ivideonを表示中のデータ量は1分間で約230Kバイト程度のようです。メータの数値をクリアして1分間測定しました。秒速で約30Kbpsです。1分間で一度通信が途切れ、画像の再読み込みが発生しています。