DIYでガレージのページ
その14:機械の移動
2004年
10月27日
移動の準備として、ちょっと掃除をしました。
フライスも掃除します。会社のデジカメで何かぶれてます。
フライスのヘッドを外すために、天井の梁
をさがしたところ、工作室のとなりの部屋に丁度良さそうな梁がありました。フライスにキャスタを付けて梁の下へ移動します。
梁に
タイダウンとチェーンブロック
を吊るし、ヘッドを固定しているジブを外してロープで吊り上げます。ヘッドがずれると、切子が一杯出てきました。真鍮みたいです。真鍮をこんなには削ったことは無いので買った時から入っていたものです。
本体とヘッドが外れました。ヘッドはパレットの上に載せて完了です。重心が低くなり、取りまわしも楽になると思います。写真はぶれぶれです(笑)
10月29日
レンタカー屋で2トンパワーげート(800kg)付き
を借りました。全長は6mくらいでしょうか?やけに長く感じます。パワーゲートのエレベータ部の先端の角度がかなりついているので、キャスタ付きの機械をそのままエレベータ部に載せられません。しかたがないので正面玄関の階段部
を使って面一にし、くぼみにロープや木を入れました。天気は完璧に雨です。午前8時頃。
さらに、くぼみの上にガラスエポキシ板(基板)
を敷いてフライスをエレベータに載せます。どうにか載りました。フライスはトラックの先頭部分に移動して、ロープとレバーウインチで固定しました。
続いて旋盤です。旋盤もキャスタを付けてエレベータに載せて前へ移動します。旋盤はロープとタイダウン2本を使って固定しました。この日は助っ人が登場です。写真を撮るので待ってもらってます(笑)フライス、旋盤ともトラックの上で再度キャスタを付ける必要があるので、パレットトラック分は下駄を履かせておく必要があります。毛布とシートをかけておきます。12時を回りました。大物2台が載ったので一安心です。
次はプラズマカッタです。ゴミ袋とガムテで厳重に防水しておきます。パレットトラックも載せて出発準備完了です。午後1時頃。
高速を使って2時間半くらいの工程なので、少しでも雨に濡れないように、近くのホームセンタでブルーシートとゴムひもを買って掛けました。これが午後2時頃です。ただ、途中大きなフライスと旋盤を運んでいるトラックに会いましたがシート無しでむき出し
でした。機械の程度から捨てるものではないと思います。機械部は直ぐに拭けば良いですが、スイッチなど電気の所とかはどうなんでしょうか?あと、トラック
ですが、6mあると運転が難しいです。前タイヤが自分の下にあるのを認識しながら大曲で曲がる必要があります。どうしても後輪が内側に入りがちになりま
す。
ガレージに着いたのは午後5時頃でした。すっかり日が暮れていました。旋盤からガレージに入れますが、入れているところの写真はありません。というか写真を撮っている余裕がありませんでした(笑)敗因はエレベータ部先端の傾斜と雨、それに夜になってしまったことです。旋盤はガレージの外にコンパネを敷いて、その上に下したのですが、重さでコンパネに穴が開き、旋盤が傾いた時はちょっと焦りました。6時前にトラックの延長の電話をすると、借りた所とは別の営業所で10時から予約が入っているとのこと、それなら前もって言ってもらいたいものです。旋盤がガレージに入ったのは午後7時半頃です。
手早く、腹ごしらえをして、フライスを入れます。旋盤でコンパネに穴が開いたので、フライスは違う方法にしました。直接エレベータ部をガレージの端
まで持ってきて、直接下すやり方です。旋盤でこの方法を取らなかったのはガレージの前が傾いているからです。左写真でもエレベータ部の左側
が浮いています。横型のアーバを付けて天井から吊りながら、パレットトラックでサポートしてガレージ内に入れているところです。この状態で強制的にトラッ
クを少し前進させて、どうにかガレージ内に下すことができました。右は無事ガレージ内に下りたところで、この時点で10時を回っていました。トラックを返す所は借りた所とは別の練馬で、高速を使って返し、自宅のアパートに戻ったのは午前2時頃でした。まあ、文章で書くと簡単なのですが、実際には考えていたのより凄く大変
でした。トラックレンタル代は追加料金も含めて2万円ちょっとでした。事故/怪我もなく、無事移動できました。助っ人の荒木君に大感謝です。
11月3日
この日は2輪のツーリングの予定だったのですが、例のトラックを返すのであわただしく、濡れたままになっていた機械の後始末のため、予定を変更しました。とりあえず機械類に
WD−40をたっぷりかけて錆び止めします。所々錆びが出はじめていました。その後、再度旋盤にキャスタを付けて発電機の前まで移動しました。
フライスはヘッドを元の立型に戻して、またまた、キャスタを付けなおして旋盤の横まで移動します。コンパネを敷いた上に木と半マスレンガを敷き、再度移動可能なように油圧ジャッキの厚み分だけもち上げた状態で設置します。しかし、凄く狭いです。セヴンに切子とオイルがかからないように工夫する必要があります。
左は一緒に持ってきたサーキュラテーブル、インデックス、BT30チャック類、マシンバイスなどの補助工具です。プラズマカッタも作業台の下に収りました。ちょっと濡れてました。会社の工作室にはまだ、ボール盤とグラインダが残っていますがこれはミニでも運べます。
オークションで購入した物が届いていました。インチのタップ/ダイス(ダイキャストのハンドルが弱そう)、灯油を軽油として使う添加剤、切削用の乳化剤
、空気加圧式のスプレー缶、BT30ジャコブアダプタです。写真には4個しかありませんが、24個で1000円でした。24個あっても使い道がないですが〜。
11月7日
工作室に残っていたボール盤と双頭グラインダ
をガレージに運びました。双方ともAC100V仕様です。ボール盤は重いので、べース、テーブルと本体に分解してミニで運び、組み立て後、チェーンブロッ
クで吊って作業台まで持ち上げます。以前の小型のボール盤は交換で工作室へ移動しました。これで大きな機械/工具関係の移動は完了しました。後は、アルミ
板や鉄の棒など素材関係が残っています。
プラズマカッタ
に電源とエアの接続しました。電源ケーブルは工作室で使っていたものをそのまま使い、単管に這わせて作業台まで配線し、TIG溶接機と並列に接続しました。
早速、試運転をします。突入電流が大きいので、正常にスタートできるか心配でしたが問題無く使えました。ただし、始動時に大量の白煙が発電機から出ました。下は
切断電流80Aで鉄の棒とアルミ板を切っているところですが、突入時のメータは殆ど振り切れ(〜60A)、その後、切断時は10A弱
をになりました。工作室の動力を使った時より流れる電流が小さいです。
不思議です。
11月13日
会社の工作室に残っていた、素材や端材
などを移動しました。右は大きめのポリ容器一杯に貯まった端材と切った後の材料です。左下の白い箱はQIC150とDAT
のストリーマです。廃棄されていたのを取っておいた物ですがCNC用PCのバックアップに使います。QICの方が容量は少ないですが、動作が機敏でテープが動いているのが実感できて好きです。
11月14日
フライス盤をインバータ
で動作させるために電磁開閉器をスキップして直接動力を
モータに接続します。右は新しく発電機用の3相入力のインバータを壁に取り付けたところです。発電機が動いている時は3相入力のインバータを使い、それ以
外はAC100入力のインバータ(コンプレッサ、ベルトグラインダと共用、複数は一度に使えません)を使います。AC100で旋盤/フライス作業中にはタ
ンクが空になるとエア
が使えなくなります。
フライス盤とCNC用PCとの位置の関係でPCとのケーブルの接続BOXを右側へ移動しました。
早速、試運転をしました。チャックにボールペンを付けて、動作確認をします。正常に動作しました。一安心です。しかし、PC動作中にボール盤を動作させたところ、リセット
してしまいました。まあ、照明も一瞬、消えるので当然といえば当然です。UPSを入れないとダメですね。
11月18日
フライス用のBT30用のツールスタンド
を作りました。木工用のホールソーで松材に穴を開けて、アルミ板で移動ラックに固定しました。12個入ります。
インバータのコマンドスイッチに外部からのリレー入力
を追加しました。CNCの制御ソフトから正転のみ制御できるようになりました。
11月19日
左は旋盤に2輪用のディスクブレーキロータ
を取りつけた写真で、ずいぶん前に作ったものです。ロータは取り付けたものの、3相入力のインバータで使用していたため、急停止も可能でブレーキが要らなくなり、そのままになってました。今回、AC100V入力のインバータで使用する時に急停止できない
(古めのインバータのため)ため、ブレーキの取り付け作業を再開しました。右はアルミに溶接したブレーキキャリパーです。フライスで少し削っています。機械移動後、フライス盤の初仕事となりました。
鉄のL字棒に取りつけたキャリパとマスタシリンダ
です。この後、旋盤内にキャリパを取りつけて、ブレーキが使えるようにする予定です。
発電機の燃料計が防音パネルで見えないためホースを延長してガラス窓から見えるようにしてみました。まだ半分くらい軽油が残っています。灯油を軽油として使用する添加剤を早く使ってみたいです。