1198SPのメンテナンス&モディファイ

その4

2016年
2月7日
Bluetoothのアダプタを変えな がらTuneEcuを試すために近所を試走していました。ふとクラッチカバーを見るとアルミの細かい切子が出てます。その場で直ぐ止めて、ガレージから工 具を持ってきます。アルミのアウタが広がらないようにするリングがカバーの方にずれています。カバーを外すと削れているのはカバーでした。エンジンのケース側でなく て良かった。


午後4時を回ってかなり冷え込んできましたが、クラッチを分解します。リングがカバー側に移動しないようにしているストッパが無いように見えます。アウタを外すとストッパが削れて、平坦になっています。これは購入した時からです。以前、アウタの段を修正した時に比較的簡単に外れました。


内部を清掃して、ヤフオクで購入してあった中古のアウタを取り付けます。こちらはリングがしっかり止まることを確認します。


クラッチのセンタナットのトルクは250N/mです。トルクレンチの柄を延長して固定しました。


エキパイのヒートガード固定ナットが1個どこかに落ちてしまいました。一度増し締めしましたが、ワッシャが熱で縮むようで、直ぐに緩みます。


TuneEcuの車速クーラント温度が表示したり、しなかったりするので、他にもscanM5X(フリー)というアプリも試しています。ここちらではとクーラント温度ちゃんと表示されます。ギアインジケータは学習させる必要があり、まだちゃんと出ません。これはスマホを立てて使います。scanM5Xはマップの読み出し、書き込みの機能は無いようです。



2月13日
エキパイのヒートガードを熱的にフローティングします。0.8mmのステンレス板と5mmのブラインドナット、フランジ付ステンレスナットをホームセンタで購入して来ました。


ステンレス板を金切ばさみで切って、ペンチで曲げ加工してブラインドナットをカシメました。エキパイにフランジ付ナットとスプリングワッシャで固定します。ヒートガードはエンジン側オフセットされます。このくらい薄ければ、かなり温度が下がると思います。


5mmの6角穴付ボタンボルトで取り付けます。


先週、リングが外れて内側の塗装が剥がれたクラッチカバーを補修して取り付け直しました。



2月14日
現在のテルミはバッフルが無いので、かなり音が大きいです(笑)。ご近所対策でバッフルを作製します。取り合えずを取ります。さて、どうやって作りますか〜



scanM5Xのギア表示を覚え込ませるために254号バイパスを走っていますが、前の車に詰まってしまい、なかなか6速まで入らないです。scanM5XでECUのエラーログを読んでみるとP0335、P0120、U1703というエラーが出ています。クリアしてから、ちょい乗りしましたが、必ず出るエラーではないみたいです。


TuneEcuの方はUSBケーブル経由でマップを読み出してみました。10分くらいでマップが読み込めることを確認しました。暗くなっていますが、この日は20度くらいまで気温が上がり、冬用の手袋では暑かったです。



2月20日
先週、型を取ったテルミのバッフルの続きです。初めケガキを入れて簡易コンタで切り取ってベルトグラインダで仕上げる予定でしたが、内穴を開けるのにCNCを使うのなら、外形も大まかにCNCで切削することにしました。先週の型を缶スプレーで黒に塗って、長手と短手の大きさを測ります。


型をデジカメで撮って、グレースケールに変更、コントラストを強くして2値化して余白の部分を削除します。サイズを型の大きさ+エンドミルの直径の値にリサイズします。例えば横手64.3mmなら、10mmのエンドミルの直径10を足して、横手のドット数を743にします。74.3mmと743ドットは直接の関係なく、横縦の比が型の大きさ+10mmの比になるようにします。ここでは横縦を743x448にしました。これはQcad上で図形を縮小する時に上下と左右の縮小率を変えられないためです。その後BMPでセーブします。


CNCのPCでautotraceコマンドを使ってBMPdxfに変換します。Qcadでdxfを読み込み、型の大きさに合わせて縮小します。早速、薄いアルミ板で試切りをします。サイレンサに入ることを確認します。


試切りで少し寸法が小さかったので、一回り大きくしてました。


20mm厚のA6063材に内穴と外径を加工します。内径は25mmにしました。深さ方向は2mmづつ、11回切削して切り出します。


早速、合わせてみます。一回り大きいので、そのまま入りません。当たりを調整しながらベルトグラインダで外形を削っていきます。少し抵抗があるくらいで入るようにします。


外形の調整が終わった所で、固定用の5mmのネジ切りをします。右側が1個完成しました。


2月21日
テルミのバッフルの続きです。左側も作ります。


左側切り出し終了


同じく、左側の外形もベルトグラインダで調整して少し抵抗があるくらいで入るようにします。エンジンをかけてみました。そこそこ音が小さくなりました。次回はバッフルを耐熱黒ペイント予定です。



2月27日
テルミのバッフルは無垢で重いので、なるべく軽くするために軽量穴開け加工しました。その後、サンドペーパで磨きます。



耐熱黒の缶スプレーで塗装して、組込みました。


エキパイのヒートガード用のワッシャをA2017材で作りました。


前にも購入したカウル止めアルミボルトを再購入しました。シンガポールから来たみたいです。使えるのは黄色枠の5mmのボルトです。6mmもいっぱい入っているのですが、あまり使える所が無いです。


サイドカウル以外もなるべく、アルミボルトを使って軽量化(笑)。


シフトアームです。穴開けできそうな形と側面にはバリがあります。


穴を開けて、バリを取ってサンドブラストしました。カウルを付けると見えなくなります(笑)。


2月28日
天気が良いのでちょい乗りしようと思いましたが、クーラントが少し漏れてます。


漏れている所はバッテリホルダのなので、またまた、バッテリホルダを取り外します。ラジエータとリザーブタンクを繋いでいる細いホースの接続部の下にクーラントが垂れています。ここを増し締めしました。


クーラントの漏れ試験です。関越の花園から高速に乗って藤岡の先まで行き、下道に下りて、途中のコンビニで休んで帰ってきました。走行距離は大体70km位です。


サイドカウルを外して、クラーントが漏れていない事を確認します。サイドカウルを外すには14個のボルトを外す必要があります(笑)。内側三角板の3個は見えないので面倒です。現状では漏れていないようです。



ワッシャを作ったエキパイのヒートガードの固定ボルトも緩んでいないことを確認しました。