MHR ミッレのメンテナンス&モディファイ











ミッレの足回りのモディファイ過程を紹介します。今回はそのための素材
紹介します。

2003年6月20日
フロントフォークの動きが悪い(と言うか殆どフォークの仕事 をしていない)ので国産のフォークを探していたところ、 行きつけのバイク屋さんにVTR250のフォークがあり、早速もらってきました。測ってみるとフォーク長が足りないので50mmの延長キット(CB400SF用)を購入しました。

 

VTR250のフォーク径はφ41mmです。これに合 いそうな三又をオークションで 購入しました。左側はXJR400の三又です。右はTZR250後方排気のアンダーブラケットです。これはアルミ製で軽くできそうです。こちらは部品交換会で買いました。 ヤマハのステム径は下側がφ30mm、上側がφ25mmとなっています。TZRの方の圧入してある部分はφ32mmのようです。MHRのベアリングは上下同一部品なので、無加工で流用は無理そうです。

 

現在はおむすび型の2ポッドのブレンボキャリパーが付 いていますが、これを同径4ポッドに交換する予定です。下 の写真はオーバーホール中で分解してあります。交換部品はシール類のみ購入したかったのですが、ピストン込みでないと買えないみたいです。このキャリパーは部品 交換会で買ったもので、ビモータか何かに付いていたものと言っていました。

 
 

現在フロントはフローティングになっていますが、リア はリジットなので、だいぶ前に部品交換会で買っておいたブ レンボ製のφ280mmを取り付ける予定です。

 
 

今後の作業予定

 1.TZRのアンダー とXJRのトップブリッジを流用してVTRのφ41フロントフォークを取り付けます。
 2.車重に合わせてフォークのスプリングと オイルを選定します。
 3.ブレンボの4ポッドキャリパー用サポー トを作製します。
 4.マスターもラジアルタイプに変更したい です。
 5.リアのロータをフローティングに交換し ます。
 6.やはり、ホイールはカンパがいいですね。現在、探しています。

 
 

6月24日
ミッレのステムシャフトは上下Φ26mm、ベアリングの外径は52mmです。内径が30mmで外径52mmのベアリングは標準品にはありませんので、TZR250後方排気のステムの寸法を確認するために、ステムを抜くことにしました。行きつけのバイク屋さんに行き、バーナで加熱した後、油圧プレスでステムシャフトを抜きました。圧入してある部分はΦ40.3mmで溝加工をした所にクリップが入って抜け防止をしてありました。

 
 

6月27日
ステムの作製図面を描いてみました。ハッチングの部分は1mmピッチのネジを切ります。クロスハッチの部分はベアリングが入るところです。材料はS45Cの鋼で作製する予定です。材料は発注しました。

 
 
 

7月1日
φ32mmの鉄の素材(S45C)を入手しました。長さ 330mmで3本購入しました。

 
 

7月3日
トップブリッジの上にでる部分のネジを試し切りしてみまし た。先端をφ22mmにした後、ネジ切り用のスローアウェイバイト少しづつ切りこんでいきます。エンドキャップがしっかり入ればネジ部は完成です。