セヴンの全バラ・レストア
その5
セヴンのレストアを紹介していきます。
2006年
2月4日
トガシエンジニアリングから、追加でΦ22.2のクロモリパイプと溶接棒を購入しました。ロングアーム用のビボット用です。溶接棒は10本買ったら、11本ついてました。単なる間違いと思います(笑)。
早速、所定の長さに切断します。両端の加工を行ない、ジグに合わせてビボットの位置にマークを付けます。
ドリルとリュータで穴を開けたあと、ビボッドを溶接します。
再度、ジグに合わせた後、メインフレームに溶接します。
宅配で、S45CのΦ12mmの丸棒とカーボンケブラのクロスが来ました。丸棒はフロントアームの取り付け貫通ボルトにします。カーボンケブラは内装パネル(サイド、センタトンネル、シート裏)に使用します。1mx5m購入しました。
先週仮止めしていたセンタトンネルの補強パイプをメインフレームに本溶接しました。
立て方向の補強パイプを作ります。写真は一番下側です。端面は接続するパイプに合わせてディスクグラインダで加工します。
2月5日
昨日の続きで立て方向の補強パイプを2個作りました。端面が曲面のため加工に時間が掛かります。その後、フレームに溶接します。
運転席側も同じく、加工、溶接します。この後、ハイテンション鋼板でガゼットを入れる予定です。
上下のビボッドができたのでロングアームを仮止めして雰囲気を見てみました。
2月11日
フロントのブレーキキャリパにミニのキャリパーが使えないか調べてみました。寸法的には流用が可能と思われます。アルミ製?や4ポッドの出物があれば付けてみたいです。
方式
バーキン:フローティング片押
ミニ:対向2ポッド
ロータ径
バーキン:約235mm
ミニ:約210mm
ロータ厚
バーキン:約12mm
ミニ:約9mm
取りつけ穴間隔
バーキン:約75mm
ミニ:約90mm
2月12日
ロングアーム用のビボッド補強用のガゼットを作ります。qcadで図面を入力し、1.6mm厚のハイテンション鋼板をディスクグラインダで4枚分切り出します。
4枚重ねてCNCでカットします。中央に敷板を入れなかったので、中央部分で撓みで切り込みの時にミルと同径の子が出て切り込みが上手くいかないところがありました。切削油をたっぷりかけながら切削します。上手く切れなかったところは手修正します。右は完成したところです。
ガゼットを固定して溶接します。ビボッド周辺は肉盛りします。溶接棒はΦ1.6mmで細目なので肉盛りはたくさん使い、追加で10本買ったうち9本を使ってしまいました。アルミのサイドパネルが付くので、後で外側の肉盛りは面一まで削ります。運転席側も同様に作業をしておきました。
ステアリングラックの固定ベースの補強の板を同じくハイテンション鋼板から作ります。CNCで肉抜き加工をした後でフレームとの間に溶接しました。
2月18日
以前に破断してしまった油圧パンチのロッドを購入しました。いつものニ光精機で予備も合わせて2本購入しました。
軽量化を再開しました。左はサイドブレーキのベース。右はリアショックのガゼットです。
ステアリングラックのベースにも軽量化の穴あけを行ないました。上面は4個、左右に1こづつ。これでフレームの修正は修了です。
試しに買ったシルバー色のPOR15です。一番小さい容量のやつです。
ハケで試し塗りをしてみました。黒よりムラが多く出るようです。
2月19日
フレームの塗装の剥離を開始しました。CNSベベルとスクレーパで塗装を落します。スクレーパは100円ショップの物が刃が薄くて撓り良く塗装が落せます。大体1/4くらい落せたでしょうか?おおまかに剥離した後、込み入った部分は外でサンドブラストを行なう予定です。
3月25日
宅配で、カーボンケブラのクロスが来ました。以前に購入したものよりケブラの割合が少ないものです。5m購入しました。
先週の続きでフレームの塗装を剥離します。下は100円ショップのスクレーパです。半日剥離して細かい隅以外はほどんど取れました。
3月26日
サンドブラストするためにフレームを外に出します。舵が無いので曲げるときは持ち上げます(笑)。
ガレージの裏へ移動して、ブルーシートを敷いてブラストを掛けます。
スクレーパもディスクグランダも入らない隅の所をサンドブラスト剥がします。
全部終わらないので、ガレージ裏にブルーシートで包んでそのままにしました。来週まで持ち越しです。
簡易塗装ブースに保管してあったサンドブラストですが、雨水が染みてしまいました。丁度フレームが無いのでガレージ内で乾燥させます。
4月1日
通販で購入したフレームの塗料(POR−15)が届いていました。左から薄め液、表面処理剤、POR−15(黒)、POR−15パテです。塗装はハケ塗りの予定です。
こちらはオークションで購入したミニのキャリパです。外側のピストン部がフランジに当ります。そのままでは付きません。残念。修正できるか調べてみます。
こちらもオークションで買ったA/F計。説明書によると正確に表示させるにはいろいろと条件が厳しいようです。とくにセンサを付ける場所ですが、排気温度が600〜800℃の所にセンサを付ける必要がありとのこと。
先週の続きで塗装の剥離しました。CNSベベルとスクレーパで残っている塗装を剥がしました。
夕方になってしまい作業中止。天気がよければ、明日後部の細かいところにサンドブラストを掛ける予定でしたが、天気予報によると雨とのことで中止。来週に持ち越し。
4月2日
天気予報の通り、雨になりました。