セヴンの全バラ・レストア
その9
セヴンのレストアを紹介していきます。
2006年
8月7日
通販で購入した銅と鉄のパイプです。Φ4.76と8mmです。4.76mmはブレーキ用、8mmはガソリン用です。4.76mmの鉄はフレアーツールが貧弱で加工できないです。フレアーナットも10個買っておきました。
試しにブレーキ用の4.76mmをフレアー加工してみました。良好に加工できます。ブレーキの合には2段階で加工します。
オークションで購入した耐熱、耐ガソリンスプレー缶です。赤と半艶黒を買いました。赤は200℃までです。エンジン、ブレーキロータ、ブレーキキャリパの塗装に使う予定です。
8月8日
先週、グレーのPORプライマを塗ったフロントのスブリングに2液性ウレタンで黄色を上塗りしました。スプリングの内側は良く塗れません。
トラニオンの受けもバリを取ってブラストをかけました。
ハブもブラストをかけます。所定の所にガムテープでマスキンを行ないます。ブラスト後にリン酸で表面処理を行ないます。
フロントのブレーキロータを旋盤に付けて、外周の削れていない段の部分を面一に削ります。大きくてバイトが届かないため、中速で回転させて、ディスクグラインダで削りました。
ハブはPOR−15のシルバーでスプレー塗装しました。
オルタネータのステーは長すぎるので、途中を切って溶接しました。
外周を処理したロータにドリル加工をしました。インデックスに載せて30度づつΦ4mmの穴を開けます。取りあえず右側です。
8月10日
フロント回りの部品をまとめて清掃します。
左側のロータもドリル加工します。フライスの上下はステッピングモータ駆動なので、インデックスの位置を決めてスイッチを入れるだけで穴が開きます。左右で渦巻きの方向が逆になります。
リアのショックアブソーバです。スプリングコンプレッサをかけてストッパリングを抜き分解します。
ブッシュを抜いて、ガムテープでマスキングして、サンドブラストをします。
サンドブラスト後、リン酸で処理して、POR−15の黒で塗装します。
8月11日
以前と同様にショックアブソーバのネジ部のみラッカーで後塗りします。
問題のリアのスプリングです。某WEBページのように長さが違うということはありませんでしたが、やはり長いです。ショックには青色のプラスチックの筒が付いていてスプリングが当って削れてました。
リアの下側はステンレスとウレタンでブッシュを作ります。
8月13日
ロータにサンドブラストをかけて、マスキングをして内側と外側に上記で買った耐熱の半艶黒の缶スプレーを塗ります。
マスキングを取ったところ。耐ガソリン性は加熱して焼き付けしないと出ないそうです。
何とも質感の悪いスパックスのスプリングストッパです。磨いてサンドブラストをかけてクリアを塗っておきました。
プロペラシャフトの塗装をリムーバで落しました。なぜか塗装の下も錆びています(笑)。
塗装を落した後、リン酸で下処理して、入り組んだユニバーサルジョイント部からハケでPOR15を塗ります。
Φ8mmの銅パイプもフレアー加工してみました。フレアーツールはインチ系なので燃料用のΦ8mmは丁度合う径がないのですが、5/16でも加工できました。燃料の場合には1段階で抜け防止の加工をします。
8月19日
鈴商の通販で購入した、ケントの腰下用のリペアパーツと中央がステムシールです。オイルフィルタも買っておきました。ステムシールは短く切って使ってくださいとうのメモ書きがあり。
8月20日
リアのスプリングですが、約1/4を切り取りました。長さはアルミ製の筒を作って調整する予定です。切断した先端部の処理です。一応、台座に使えるかと思って巻き終わりの部分を切り取っておきました。
フロントのショックにステカで作ったSPAXのステッカを貼りました。
黄色に塗ったスプリングを戻しました。これでフロント2本は完成です。
昔、ミキプリから買ったパーツリストです。ロゴの部分が綺麗に印刷されているので、ディジカメで撮ってボンネットにはる大きいステッカの原稿にします。
先週、ユニバーサルジョント部のみハケ塗りで塗装をしたプロペラシャフトの本体部分をPOR15で塗装しました。ハケ塗りです。
8月23日
ステッカの作製です。パーツリストの表紙の写真をBMPに変換してステカのアプリでインポートします。スレッショルドを適当に調整してベクタに変換します。ちょっと尻つぼみでした。
先頭部分を拡大したところです。結構ヘロヘロです。原稿を見ながら綺麗になるように修正します。
試し切りしました。まだ少し凹凸があります。再調整が必要です。’I’は2色、’N’は3色なので各色で作った後で貼り込みます。
8月26日
とくきんで購入したΦ65mmの2017材です。同じ径の5056のパイプはオークションで購入しました。リアのスプリングのスペーサ用です。
こちらもとくきんの鋼の磨き角棒3、6、10mm。フライスの敷板やキーの作製用です。
こちらはオークションのΦ120mmの5056材。ひび割れの酷いカーボン製の変わりにタンクキャップを作る予定です。突っ切るのが大変そう。
こちらはブレーキのキャリパサポートを作成する予定の7075材です。25mm厚です。これもオークションです。
アパートから持ってきたフロントフェンダです。あまり使かわずに外していたので綺麗です。FRP部は黄色に塗装しますが、まずは小物から初めます。この週末は湿度が高く(80〜85%)塗装は見送りました。2液性ウレタンで塗装します。
FC3Sのキャリパを少し修正してみました。純正のソリッドディスクが挟めるように幅を狭くして、取り付け穴を開け直しました。右の右側は修正していないものです。
8月26日
リアのスプリングのスペーサを5056のアルミパイプから作製します。厚みが4mmのため、ショックの座面と接する部分は同じパイプから切り取った内径を合わせるスペーサを溶接しました。
上記のスペーサの上にはスプリングと接する別の部品が付きます。下図のような感じになります。初め7075材で作る予定でしたが、値段が結構高いので、塗装をすることにして2017材にしました。スプリングは途中で切ったままなので傾き防止用のゴムのブロックを入れる予定です。
座面が合うか確認しておきます。長さは長めに作ってあります。スペーサの全長は2段合わせて切り取ったスプリングの長さの75mmーαで丁度良くなるはずです。このスペーサは穴あけして軽量化する予定です。
2段目のスプリングと接する2017材を突っ切りました。カマないように切り込みを少なくして慎重に切削します。
8月29日
ボンネットに貼る長さ40cmのステッカが完成しました。一度全体を黒で切って、赤と青を剥がして、そこに各色を貼り込みました。右側に大きい’7’の文字を追加します。