セヴンの全バラ・レストア
その10
セヴンのレストアを紹介していきます。
2006年
9月2日
後ろの’7’の部分も切ってステッカが完成しました。ノーマルの倍近い大きさになります。
オークションで買ったサベルト。後ろが2本出しの2シータ用ですが、後ろは長過ぎ。途中で切る予定です。2セット買いました。
こちらもオークションのミニ用のクリアガラスのウインカレンズです。リアのストップランプに使います。
これは、Oリングの専門店から通販で買った3種(ブレーキフルード用)と4D種(ガソリン用)のOリングです。3種はFC3のキャリパで使います。4D種は851の燃料配管用のワンタッチカプラ用です。10個単位で、特殊なOリングも購入できます。
掲示板に油圧径のウレタンホースがインチ系と書きましたが、間違いでした。6mmでした。ワンタッチカプラの内径が6.41mmなので、1/4インチと思ったのですが、ホースの外形6mmです。このワンタッチカプラが曲者で、良くオイルが滲んできます。根本的に解決する必要があります。
ノーズコーンを母屋から持ってきました。フロントスプリングの色と比べてみます。フロントスプリングはラジコン用の2液ウレンタンの黄色で塗ったものです。黄色にもいろいろな色があります。このノーズコーンですが、アパートの近くの車屋さんで大昔に塗ってもらったんですが、”これ黄色に塗ってください”と言ったところ、その車屋さんが裏から”I Love Seven”の本を持って来て、この黄色でいいですか?ということになりまた。普通の板金塗装の修理屋さんみたいでしたがセヴンの本を持っているので、ちょっと嬉しかったです。
9月3日
ノーズコーンは大昔、ツーリング中に前のセヴンに軽く当ってひびが入っています(笑)。
テールレンズです。カーボンのベースにミニのフロントのウインカーレンズを3つ組み合わせたものです。黄色以外はシリコン型からエポキシ樹脂で注型したものです。紫外線でクリアは黄色に、赤は色が抜けてきています。
オークションで買ったクリアレンズを合わせてみましたが、リングが小さくて入りませんでした。ガラスにはガラス用のリングがあるのでしょうか?取りあえず、エアリュータで内側を削ってクリアレンズを止められるようにしました。
リアフェンダはテールレンズを取ると大きな穴が空きます。これを埋めて、ウインカとストップランプを立てに配置できるように穴を埋める予定です。バックランプは別に取り付けます。
ノーズコーンからバッチやグリルを取って、電動リュータでひびの深いところ(FRPが割れているところ)を削ります。下のガラス繊維が出るまで塗装とゲルコートを落します。浅いひびはひびの内部を脱脂してサーフェーサを掛けて、上塗りする予定です。
右のリアフェンダにはアパートの駐車場でぶつけられた割れがあります。こちらもFRPが見えるまで塗装を剥がしておきます。
脱脂した後、ポリパテ(ケブラ入り)でパテ盛りしておきました。パテは黄色ですが、硬化剤に黄色の色が付いてます。ケブラの黄色じゃないです。
FC3のキャリパを使う予定ですが、ノーマルのマスタを分解してマスタ径を測ろうと思ったのですが、分解できませんでした。片押し1ポッドから4ポッドにすると、ボッドの面積が変ります。・ノーマル:Φ47.5mm 1ポッド:1772mm2・FC3:Φ38mm 4ポッド:4536mm2面積では約2.5倍
先週の続きです。リアスプリング用スペーサに10mmで軽量穴加工をしました。
2段目スペーサの加工をします。Φ65mmの2017材です。外形を加工した後、センタに穴開け加工をして、内側をΦ45mmまで広げます。薄い所の厚みは1.5mmくらいになります。ほとんどが切子になります(笑)。
1段目が勘合する溝を切った後に突っ切って切り離します。1段目と2段目、スプリングを仮止めしてみました。2段目も穴あけ加工をする予定です。問題は途中で切ったスプリングの傾き防止です。
ノーズコーン、フェンダなどFRP部に使う2液サーフェーサです。3年前に買ったままなので、かなり沈殿して、堅くなっていました。掻き回していると段々均一になってきました。一応使えそうです。
9月9日
油圧計用のテフロンホースを通販で購入しました。短く切ってジョイントと油圧計に取り付けて確認します。ノーマルの4x6で交換可能です。エンジン側のワンタッチジョイントは空気配管用と思われますので変更します。
先週の続き、リアのスプリング用スペーサの2段目の作製です。穴ぐりして内径を広げている所です。
突っ切った後に、軽量穴開け加工をして2個完成しました。
先週、ケブラ入りポリパテを盛っておいたノーズコーンとリアフェンダの修正部を水研ぎしました。
リアスプリング用のスペーサに回り止めのくぼみを加工します。
9月10日
リアのスプリングは途中で切っているので、上記のままでは上から圧縮されると傾きます。くぼみの180度対面にスペーサを入れると傾きが防止できます。鉄のブロックを削ってこの位置に下からネジで固定してみました。当初ゴムのブロックを使う予定でしたが、固定するのが難しそうなので鉄に変更しました。また、スプリングはスクレーパで古い塗装を落としておきます。ラッカーで塗られているらしく、スクレーパで簡単に剥がれます。
ブレーキとクラッチのペダルです。重いので穴開け加工をしました。フライスで10mmの長穴を3個づつ開けておきました。
リアフェンダのストーンガードを外しました。ブラインドリベットで固定されています。アルミからカーボン・ケブラの板に替える予定です。ストーンガード下のFRP部も軽量化のため、まるまる穴を開ける予定です。
9月16日
リアフェンダのストーンガードの下をくりぬきます。ディスクグラインダでカットしました。
ウインカの穴はディスクグラインダで裏の塗装を落としてFRPで裏打ちします。取りあえず、マットを1枚を貼ります。
その後、マットを3枚積層しました。
9月17日
表側からはケブラ入りポリパテで埋めます。右は水研ぎが終ったところです。
先週の続きで、ブレーキとクラッチペダルに軽量穴開け加工を追加します。ペダル部と先端部。
9月19日
水研ぎしたウインカの穴ですが、段が付いているのでウインカの穴から下端まで追加でパテ埋めします。ウインカの取りつけで変形してるようです。まだ、つながりが悪いので再度パテ盛りします。
ハブとブレーキロータの間に入るスペーサを作製しました。FC3のキャリパを使うにはロータとホイール取り付け面が短過ぎるためスペーサを入れて延長します。12.68mm(多分インチ)のアルミの残材をプラズマカッタで所定の大きさに切り出します。黒アルマイトがかかっています。
だいぶ前に買ったフェイスミルを使って厚さ8mmまで削ります。Φ80のミルですが、これでもちょっと大きいです。
8mm厚になったアルミ板をCNCで内穴、外形を切削します。8mm厚にした所が少し足らなかったようで、後で修正します。内穴、外形とも荒削りの後、0.3mmの仕上げ加工を行ない綺麗に切削できました。材料は快削アルミのようで良く削れます。右は加工が終ったところですが、外側を固定しているので最後に削れなかったつのが出ています。
ハブに重ねてみます。内穴のエッジを落さないと密着しません。また、取り付けボルト穴は左右で微妙にずれているので手で開けます。