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セヴンの全バラ・レストア
その11
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セヴンのレストアを紹介していきます。


2006年
9月24日
先週切削したままだったハブスペーサに穴開けと内側のR加工をします。左のようにロータの取り付け穴がセンターからずれているので現物合せで手で穴開けします。


もう1枚作ります。8mmまで板厚を薄くしてから、右の図面でCNCで切削しました。



もう1枚も現物合わせで穴を開け、2個完成しました。ハブとロータとアップライトを仮組みしてみました。ロータの取り付けボルトは元々長いので、そのまま使えそうです。


FC3Sのキャリパと合わせてみます。ホイールもあと3mmくらい外に出す必要がありそうです。これはホイールスペーサを使えば簡単にできます。


先週の続きでリアフェンダの再パテ盛り水研ぎしました。この後、艶のあるラッカで一度塗装をして凹凸を調べる予定です。



9月30日
リアのスプリングスペーサをサンドブラストして、POR−15をスプレーガンで塗装しました。


以前にオークションで買ったスーパーラップのホイールからタイヤを外し始めたのですが、かなり時間がかかります。とりあえず、ディスクグラインダで手が入る幅だけタイヤを切取りました。ビート部に入っているワイヤはグラインダの刃の径が大きいので切れません。



10月1日
ディスクグラインダが入らないので、エアリュータにΦ3mmの超鋼のビットを付けてワイヤを切断しました。凄く大変です。近所の車屋で取り外しの料金を聞いたところ、タイヤの処分料も含めて800円だそうです。残りの3個は車屋に頼む予定です(笑)。早速、ホイールのみの目方を測ってみました。約3.6kgでした。塗装を剥離後、ブラストと塗装の予定です。塗装はPORの予定ですが、黒かシルバーの2種類しか選択子がありません。混ぜてガンメタにするという手もあります。


FC3Sのキャリパ用のサポートの作製を開始しました。外形確認用のプレートを作ります。CNCで2mmのアルミから削り出しました。サポートの厚みは25mmあるので、刃長のあるΦ10mmのエンドミルで切削します。実際サポートは25mm厚のジュラルミンで作製します。


削り出したプレートをアップライトに仮止めして、キャリパとの位置関係を確認します。大体良いようです。現状はY軸方向がフライスのぎりぎりなので、できる限り小さくします。


塗装をするためにリアホーシングを分解しはじめました。スプリングとシューを外して、ドラム用のキャリパを外します。



10月7日
ラジコン用の通販で購入したウレタン用のシンナー(4L)とウレタンの黄色です。黄色は小ビンしか無く、5個追加しました。


こちらはミニの部品と一緒にオークションで購入したバックランプです。ストップ+ウインカの2灯式にする予定なので、バックランプは何処か下の方取り付け予定です。


リアのアクスルをホーシングから抜き取りました。WEBページなどで、スライディングハンマを使ってアクスルを抜くなんていうことが書いてあったので、手では抜けないと思っていましたが、そのまま抜けました。


10月8日
リアフェンダ修正の続きです。艶ありラッカーはサンドペーパの目が詰まるのでやめました。艶はありませんが、2液性のウレタンのサーフェーサを塗り、ピンホール埋めも兼ねて凹凸の確認をします。艶のないサーフェーサでも水をかけるとある程度反射して凹凸が判ります。良いと思っても、次の日に触ると凹凸が良く判ったりして、凄く難しいです。来週再度、削り込み予定です。


10月9日
ホーシング用の台座を単管とウマを使って作りました。以前に作ったキャスタ付きのコンパネにウマを載せて、単管で接続しただけです(笑)。ホーシングは重いので、サンドブラストや塗装の移動に重宝しそうです。


ホィールにPORの黒とシルバーを混ぜてガンメタを塗る計画ですが、ダメのようです。試しに混ぜてみましたが、最初は丁度いい暗めのシルバーなのですが、時間がたつとシルバー(アルミ紛)が沈むようです。表面は真っ黒になってしまいます。ポリプロピレンの薄板で混ぜて固まった裏面はシルバーでした(笑)。


先週作成したCAD図面でFC3S用のキャリパサポートの本削りを開始しました。25mmの7075材から作ります。4本のΦ10mmのボルト穴と中央の大穴を削り終って、外周を削り始めたところで、夜9時近くなったので中断しました。失敗すると材料代が高く付きますので慎重に削ります(笑)。刃長が長いので結構ビビリます。主軸の回転数を調整してビビらないところを探します。フライスのテーブルを動かさなければ途中から再開できるので、来週続きを削ります。



10月14日
先週中断したキャリパサポートの続きを切削しました。外形が抜けました。この後、厚み方向をクランク型に切削をします。

10月15日
リアフェンダはウインカ穴埋め部を再研磨して、フロントも一緒にサーフェーサを塗りました。フロントフェンダは本塗りです。リアは穴埋め部の面出し用です。

リアのバックプレートにサンドブラストを掛けて、その後、リン酸で処理しました。来週POR−15で塗装予定です。


10月21日
バックプレートをPOR−15の黒で塗装します。1回目はハケ塗りです。2回目はガン吹きしました。


FC3Sのキャリパに目止めをして、サンドブラストします。


ホーシングの塗装を落します。鋳鉄のデフケースと細かい所は、剥離剤を使います。デフケースは砂型の間に塗料が入っていためなかなか塗装が剥げせん。3〜4回剥離剤をぬり、ステンレスのワイヤブラシで落としていきます。



10月22日
デフケースのカバーの部分も剥離します。全体の50%くらい終りました。来週に逆側半分を落す予定です。


サンドブラスト後のキャリパに以前にオークションで購入した耐熱の赤の缶スプレーを塗ります。内側は塗りにくいので分解した状態で一度塗り、組み立て後に全体をもう一度塗りました。この後、オーブンで焼き付けする予定です。


ホーシングに付いているサイドブレーキ用の部品も穴開けして軽量化し、サンドブラストします。デフケースのカバー、サイドブレーキのワイヤの金属部と一緒にリン酸で処理しました。


デフケースのカバーをPORでハケ塗りしました。右はサイドブレーキのワイヤの先端の金属部です。



FC3Sのキャリパのピストンの裏側は凄く錆びているのでサンドブラストして、錆止めとして耐熱赤の缶スプレーをハケ塗りしておきます。これも後でオーブンで焼き付けます。



10月24日
会社のオーブンで150℃で約1時間焼き付けました。携帯電話の写真はピンボケで色も変です。





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