セヴンの全バラ・レストア
その22
セヴンのレストアを紹介していきます。
2007年
9月1日
鈴商で購入した、ヘッドカバーの
ガスケット
と
クラッチ板
です。クラッチはセール中で安かったので買ってみました。ガスケットはコルク製のものです。
新品のクラッチの厚みは
約9mm
です。約2万4000km走った古い方を測ってみます。
8.7mm
になっていました。古いものをそのまま使っても、まだ大分走れそうです。まあ、エンジンを下ろすのは大変なので、新品に交換しておきます。
リアのブレーキシューに
サイドブレーキ
用のワイヤを取りつけました。
こちらはリアの
油圧の
配管
です。配管をワイヤブラシで磨くとユ ニクロのめっきまで落ちてしまい、直ぐ錆びそうなので
POR
で塗装しておきました。
ずっと、そのままになっていた
ボンネット
にシリコンシーリングでコーティングしました。小雨が降ってきて完全に硬化しないうちに表面をこすったので、少し斑がでました。次回もう一度コーティングする予定です。
油圧の
配管
の塗装が乾燥したので、キャリパ/ホーシングに取り付けまし た。
タイミングギア
の取り付け
フランジ
がVベルトと干渉していたので、フランジを少し削りましたが、まだ少し当ってます。
9月9日
先週、斑になってしまったボンネットにシリコンシーリングを
再コーティング
しました。
クランクプーリに4mmの
スペーサ
を挟んでVベルトを前方へずらせます。 試しにVベルトを張ってみます。ぎりぎりで干渉しなくなりました。
ウォータポンプ
用 のプーリと
オルタネータ
も4mm前進させる必要があります。
9月24日
クランクプーリに合わせて、4mm厚のアルミ板から、
ウォータポンプ
のプーリ用
スペーサ
をCNCで作製しました。
ウォータポンプのフランジに合わせます。
9月29日
ロールバー
の余分な部分を切り取り、穴位置がずれていたのでショッ クレスハンマーで叩いて
修正
しました。
以前に購入したシリコンの隙間テープを
追加
で購入しましたノーズコーンとスカットル用に使います。右はステンの
インチネジ
です。何れもジョイフルホンダで購入ました。
ロールバーを磨きます。サンドスポンジで
ヘアライン
を入れました。
オルタネータを
4mm前に取り付けできるように
取り付けベース
の取り付け穴を
長穴
に加工をします。
取り付けベースは鋳鉄の無垢で重いので適当に
軽量加工
をして再塗装しました。ついでに、シートベルト用の止め金具の
鉄部
にもPORで塗っ ておきました。
9月30日
FC3Sのキャリパーサポートに取り付け穴加工をして
キャリパ
を仮止めします。
アップライトにサポートを仮止めしてハブとロータ取り付けます。
ホィール
を入れてみました。まだ、多少調整が必要ですが、ちゃんと組み付けられることが確認できました。
10月6日
オルタネータの取り付けステーに挟む
スペーサ
をCNCで 作製して、仮止めします。これでクランクプーリ、ウォータポンププーリ、オルタネータの3つが4mm前方に移動しました。
こちらは
クランクプーリ
のワッシャです。鉄製に代えて4mmのアルミから作 製しました。
以前に購入しておいたシリコンの
隙間テープ
をノーズコーンに貼っておきます。
こちらも大分前に買おいた
ギヤオイル
を
デフ
に入れます。取りあえず
1L
入れました。仕様では1.2Lになっています。残りは
GRP
という添加剤 とオ イルで調整する予定です。
先週磨いたロールバーに
シリコンシーリング剤
をコーティングします。
10月7日
スカットル
を母屋から持って来ました。スカットル内に取り付けてあった
点火ユニット
、ステッピングモータの
タコメータドライブユニット
などの 部品を外します。
手動で磨きはじめましたが、面倒なので
ヘアライナ
を再登場させました。
フロントブレーキ周辺の調整です。FC3Sのキャリパとキャリパサポートですが、ハブを良く見るとスタッドボルト付く
フランジの厚み
が結構違いま す。一番薄いところで
1.7mm
、厚い所は
3.4mm
以上ありました。厚い所がキャリパに干渉してます。
旋盤に挟んでみましたが、
数ミリ
しか挟めません。バイトで切削するとハブが外れる可能性があるので、切削せずに
ディスクグラインダ
で少しづつ削って厚みを均一にしました。
ハブは2つともディスクグラインダで厚みを均一にしてから削った部分を
POR
で修正しておきます。このハブは鋳造した後に各所を旋盤で切削しているのですが、
バランス
が取ってあるとすると、不用意に削るとバランスが崩れる可能性もあります。クランクシャフトのプーリもやはり鋳造品で後加工していますが、バランス取りのドリル跡が残っています。まあ、クランクとハブでは単位時間あたりの回転数が全然違いますが。
スカットルにシリコン製の
隙間テープ
を貼って、
シリコンシーリング剤
でコーティングをします。
10月8日
近くのホームセンタで
台車
とシートベルト取り付け用の
ステンボルト
を購入しました。
新しく買った台車は
ミッション用
に使います。
エンジンに
インマニ
を固定して、エンジンハンガで吊ってエンジンスタンドから切り放し、ミッションを置いていた
台車
の上に下ろしました。
エンジンスタンドの陰で塗装がされていなかったベルハウジングとの接続面に
耐熱黒
の
缶スプレー
を塗っておきます。その後、
フライホィール
を取り付けました。
フライホィール
は本締めなので
ロックタイト
を使い
トルクレンチ
で規定のトルクで取り付けます。
フライホィールに続き、
クラッチ
と
クラッチカバー
を仮止めします。クラッチは
センタリング
ツール
を作って真中に持ってこないとミッションと上手く 結合できません。
サイドブレーキレバー
と
取り付けベース
です。取り付けベースには10mmのドリルで穴を開けて、油圧パンチで
軽量加工
を行ないました。近々ホィールにタイヤを付けて、ウマを外す予定なので、サイドブレーキが掛かる状態にする必要があります。
古い塗装をリムーバで落したあと
POR
のシルバーで下塗り、黒で上塗りします。
ホームセンタで購入したシートベルト取り付け用の6角ボルトの
頭
を少し旋盤で削りました。