セヴンの全バラ・レストア
その23
セ ヴンのレストアを紹介していきます。
2007年
10月13日
会社の近くのホームセンタで購入したステンレスのボルトと鉄のボルトです。ステンレスの
6角穴付き
ボタン
はウォータポンププリー用、
6角穴付きサラ
はロールバー固定用です。鉄のキャップは区分12.9でキャリパー固定用です。
先週、塗装した固定ベースをフレーム取り付け、ワイヤを固定して
サイドブレーキレバー
を仮り止めしました。
デフケースに固定されているサイドブレーキの
ワイヤホルダ
を作製します。はじめに8mm厚のアルミを作り、その後2枚重ねて10mmで穴開け加工をします。
上が
ノーマル
のワイヤホルダで鉄の板から出来ていますが、締めつけ過ぎ て板が曲がっています。完成したホルダを使って、早速デフケース部に取り付けました。
リ アドラム
を付けてサイドブレーキが効くか確認しておきます。
先週の続きです。
シートベルト取り付けボルト
のナットを薄く加工しました。
10月14日
スカットルに付いている
ウォータリザーブタンク
の ステーの軽量穴あけ加工を行ないます。図面を書いて、CNCで切削します。右は軽量穴あけ加工の終ったところです。このステーですが、ポリッシュしてあり、光っています。95年くらいまでバーキンはポリッシュしたアルミの板やステーが結構使われていました。
サンドスポンジでヘアラインを入れて、シールコートを塗っておきました。
アップライトに付く
ステアリングアーム
です。この取り付けは変則的で、前側はナットを 使い、後側はアームにネジが切ってあります。両方ともネジを切れば良いと思いますがナゾです。このネジが切ってある方に使うボルトですが、
ナメ
てま す。中間部のネジ山が潰れています。原因はアップライトと穴位置の寸法がずれているためと思われます。バカ穴の方は10mmのドリルで少し広げておきました。
ボルトは
インチ3/8の細目
です。運良く、昔買ったインチのタップ/ダイス のセットに細目のダイスがありました。一度ダイスを通して潰れた山を修正しました。
FCのキャリパの
スペーサ
を作製します。キャリパサポートの切れ端の
7075材
を約6mm厚に加工してます。その後、フライスで手動で外形を加工しました。
作製した
スペーサ
を仮止めし、各所の
クリアランス
を確認します。先週修正したハブも干渉しなくなりました。フロントフェンダのステーを取り付ける方法を何か考えないといけません。
6角穴付き
ボタン
は余分なネジ部を切ってウォータポンププーリを固定しまし た。
10月20日
カー用品店で購入した5mmの
ホィールスペーサ
とオークションで購入した
アルミナット
です。
アパートから持ってきた
GRP
です。GRPを150cc+デフオイル50ccで不足分 200ccを入れました。
フロントのブレーキ配管の
ブラケット
です。アルミのL字ブラケットは余分な部分を削って角をR加工後、ヘアラインを入れてシールコートで錆び止めしておきます。
加工したブラケットを仮止めします。取り付け場所は
スタビライザ
の直ぐ上
です。
点火コイル
と
キャニスタ
です。点火コイルはリムーバで塗装を落します。キャニス タは上部のみ錆びていたので上部の塗装を落します。
リン酸で処理したあと
POR
の黒でガン塗装しました。
止め金具
も一緒に塗装します。右はフロント用の
ブレーキ配管
です。余ったPORでハケ塗り しました。
10月20日
昨日塗装した
点火コイル
と
キャニスタ
を仮組みしておきます。
右側用
キャリパスペーサ
も作製します。6mm厚の7075材からフライス で所定の形に切り出します。先週の左側と同じ作業です。
仮止めしてみます。
ハブ
が少し
キャリパ
に
干渉
していました。当っているハブを
ディスク
グラインダ
で削りました。
アップライトの
アーム
ですが、鋳製の無垢で凄く重いので10mmのドリルで2箇所
軽量穴開加工
をしておきました。上記のハブを削った所と一緒にPORで塗装しておきます。
母屋から
エキパイ
を持ってきました。フランジ部は鉄で
錆び
ています。オート ジャンブルの記事を参考に
ハンダめっき
をしてみました。ベルトサンダ で錆びを落してから、ステンレス用のフラックスを塗ってバーナで加熱しながらハンダを溶かして表面に付けていきます。溶接部の錆びが完全に錆びが落ちていないとハンダが乗らず黒く残ります。イマイチでした。次回再度磨いて再挑戦します。
フロントブレーキのブラケットからノーマル用の
ステンメッシュ
をFCのキャリパに繋げてみました。キャリパ側のネジ径は10mmで合い、長さも合います。
ステンメッシュのホースエンドはノーマルのキャリパ用(ゴルフ2)で
オステーパ
になっています。
FCのキャリパはフレア加工した鉄のホースがそのまま入るため
オステーパ
になっています。
ホースエンドはオステーパですが、先端は少しメス加工してあります。これらは 正しく
勘合
するかちゃんと調べる必要があります。
ここ
の EARL’S のWEBにフィッテングのPDFのカタログがあります。FCのフレアナットは10mm/1mmピッチです。"Reusable male UNF& metric fittings"の"Male-concave"がネジがオスで先端が凹のフィッテングと思われます。また
こ こ
のフィッテングの通販のページに日本語の商品説明があります。”
M10 ×1.0コンケーブ&コンベックス”というのがあります。本家と名前が違いますが、多分これが写真の先端が凸で内側に凹があるということなのでしょうか?ん〜余計分からなくなりました。
10月27日
相当昔に買ったケント用の
オルタネータ用ベルト
です。アパートにおいていたものを持って来ました。
ベダルボックス
の
強化板にラジアスエンドミルで
軽量加工
を行ないます。図面を入れてCNCで切削します。R32のマスタのフランジのスペーサの外形に合わせて軽量加工しました。左写真はフライスにセットしたところ、右は完成したところです。
軽量加工した強化板を
ペダルボックス
に仮組みした後に
フレーム
に取り付けました。以前に作製したマスタサポートはザイズが合わないと思います。再作する必要があります。
先週、PORを塗った
フロントの
油圧パイプ
を配管しました。仮配管で す。
リアの油圧の
ブラケット
です。フロントと同じくR加工をしてシールコートを塗っ ておきます。
こちらはマスタシリンダからフロントへ配管される
油圧パイプ
です。これも防錆のためにPORを塗っておきます。
10月28日
昨日、PORで塗装した
フロントパイプ
を仮止めします。ノーマルのマスタと油圧の取り出し 位置が違いますが、配管パイプは簡単に手で曲げられます。
ECU用の
タイミングギア
に 基準パルス用の6角ボルトを取り付けまし た。内側の2個はバランス取り用です。シャフトを作りフライスに取りつけてパルスが正常に出るか確認しておきます。エンジン始動時(400rpm)約 2V、8000rpm時約40Vとなりました。実験に使っているセンサはオークションで購入したRX−7用のカム角用センサです。
パルスの確認ができたので、タイミングギアを
POR
で塗装します。タイミングギアはハイテンション鋼板なので錆び易いです。ついでに
シリアルプレート
も 塗装し ておきました。シリアルプレートは文字を浮き出させるのに3回失敗しており、4回目の塗装です。
先週失敗したエキパイの
フランジ部
の
ハンダめっき
ですが、錆びていた部分をエアリュータで落して再度ハンダをコーティングしました。今度はそこそこ綺麗にできました。残りはエキパイが2本(2−3番は合体しています)、集合部フランジ、マフラーのフランジの4箇所です。