セヴンの全バラ・レストア
その37
セヴンのレストアを紹介していきます。
2009年
6月20日
オークションで購入したブローバイ配管用の
シリコンホース
が 届きました。
ブローバイ配管
を行いますが、どのように配管されていたが全然覚え ていません(笑)。還元タンクの下側はオイルに戻ってクランクケースに再び戻る配管と思います。ヘッドから2本をまとめて上側へ接続。もう1本の配管されていないのはエアクリーナへ接続する予定です。
ブローバイの配管を始めましたが、ECU化用にインマニを自作することを考え て
インマニ
のベース部の
型
を取っておく事にしました。いろいろな物が付くと 外すのが面倒なので、一度インマニを外して
スタンプ台
で型を取りました。インマニは再度シリコン シール剤を塗って組み付けておきました。バーキンのインマニは上に向くようにエンジンとの取り付け面が
斜め
に 加工されています。
続いて
油圧計
の配管です。大分昔に購入した
テフロンホース
で配管します。取りあえず挿しただけ、ホースクランプは後で取り付けます。油圧計ってエア抜きしなくて良いんでしょうか?
7ML
のステッカを
徳井技研
さんから購入し、早速古いものと張り替えました。昔のもの は紫外線で赤がとんでいました。新しいステッカは耐久性が上がっているとのことです。
油圧計に続いて
オイルクーラ
の配管です。まず、
ブロック
と
サーモスタット
間を接続します。その後
サーモスタット
と
オイルクーラ
間を接続しました。45度のアダプタが丁度良く、すん なり接続できました。
オークションで購入したバーキンの
中古部品
がきました。右は
ドラムブレーキ一式
です。シューもそんなに減ってません。
キャリパ
、
プレート
付きです。フロントブレーキ一式も出品されていましたが落 札できませんでした。
ファイナル
と
デフ
、
カバー
です。右は
ハブベアリング
と
リアシャフト
です。デフのみ
競って
しまいましたが、他はいずれも3000円でした。デフのカバーは
ドレン
の 追加加工をしておけばデフオイル交換の時に入換えできます。ハブベアリングは簡単にはシャフトから抜けなさそうです。
ステアリング
シャフト
を付けてる前にオイルクーラの配管をしてしまいましたが、
干渉
しないか確認しておきます。問題無かったです。良かった。
6月21日
忘れないうちに
ミッションオイル
を入れておきます (笑)。
1.9L
入れましたが、ホースを抜くと結構な量が溢れてきました。溢れるくらいが正解のようです。
エキパイに
サーモバンデージ
を巻いてエンジンに組み付けます。バッテリを
助手席の足元前
に移動する予定なのでなるべくエキパイからの断熱をします。直ぐ下にあるオルタにも良いと思います。右は
集合部
をステンレスバネで取り付けた所です。マフラは ステンレスのキャプトンタイプに替えて、昔買って中身がスカスカになって分解した
軽量アルミタイプ
を 再生して取り付け予定です。
こちらもオークションで購入した
中古ノーマルの
オイルポンプ
です。3000円で した。
カムチェーンを一度外しているので
バルブクリアランス
の調整も兼ねて
タイミング
を確認します。IN側0.35mm、EX側0.4mmに調整しました。ロッカアームが折れる?じゃないかと思うくらいボルトが硬いです。
ホースの長さの確認のために
リザーブタンク
を仮止します。
本来タンクのステーはスカットル側に固定されます。
錆びていた鉄製のタンク固定バンドは
アルミ板
で作り直しました。タンク上部とサーモスタット間を接続する
内径9.5mm
の
ホース
が足りません。
内径10mmの工業用が3mで5600円で売っています。ただし、工業用は色が白です。
サムコは1mで5700円です。
6月27日
会社の近くのアストロで購入した
ホースバンド
と
ついでに買った
インチ
の
ポール6角レンチ
です。
ホースバンドは
エア・ホーン
のモータとオイルクーラ用の
サーモスタット
の固定に使います。
油圧計のテフロンホースも小径の
ホースバンド
で固定しました。
ECU化をすることを考えてトランクとエンジンルームの間に内径8mmの
銅パイプ
通しました。オリジナルではガソリンの送りとキャニスタの送りの2本が鉄パイプで通っています。ECU化すると
ガソリンの戻り
がもう1本必要です。増設した新しい方をキャニスタ用にして配管しておきました。
プロペラシャフト
を組み付けます。ニップルが付いているので
グリス
を注入します。その後、本締めしました。
ノーズコーンのステーの角度が
ずれ
ています。整備性が悪いのでフレームを塗装する前に6mmのナットを溶接してあります。今回はノーズコーンとの角度を調節するスペーサを作ります。取りあえず木で
試作品
を作り角度を確認します。この日は多摩センタ でセヴンの
集まり
があるとのことで午後5時に作業終了しました。
6月28日
セヴンの集まりの後で、通販で購入しておいた不足分の
内径9.5mm
の サムコの
ホース
を受け取ってガレージに戻ってきました。あ〜忙しい。
早速ホースと取り付けます。
サーモスタット
と
メッキパイプ
、メッキパイプと
リザーブタンク
間を接続しました。
ノーズコーンのスペーサの続きです。
ナイロン
のブロックから
スペーサ
を削り出してノーズコーンに4mmのネジで固定しました。ナイロンはベルトサンダなどで削っても
熱で
切子が溶けて加工しにくいです。右は仮止めした所です。
外側の
ワッシャ
もスペーサと同じ角度で斜めに削って2個作製しました。角 度が合いました。
電気
の確認です。ハーネスを戻してから初めて通電してみます (笑)。下は
ウインカ
の動作確認をしている所です。ウインカのタイミング発生にタイマの555を使っています。内部の電源は5VでFETで12V用のLEDウインカを点灯させています。未接続だったハザードのスイッチは
ダイオード
を通してウインカスイッチと接続します。右はその実験をしている所です。ウインカを入れると左右とも点灯します(笑)。色々調べると元々あった
配線が
35Ω位でショートしています。原因不明でハーネスをほどくわけにもいかず、このラインは廃止して新たにウインカユニットと端子台の間に配線を追加しました。その後、動作良好になりました。ただし、ウインカ/ハザードともスイッチの
チャタリング
が出て点灯初めが不安定です。修正する必要あります。
その他、電気の不具合を直しました。
・左後のストップとスモールが逆接続ー>誤配線
・油圧計以外の小径メータの照明が暗いー>誤配線
・水温計が振り切れるー>エンジンがアースから浮いている
・ヒータモータ回転しないー>アース側未配線
まだ、ヘッドライト系を接続していませんが、現在までに確認できたところ
・スモール(メータ照明)
・ウインカ/ハザード
・水温計
・電圧計
・ストップランプ
・ヒータモータ
・ワイパモータ
・ヘッドライトリレー動作
次回はヘッドライト付けてヘッドライト周辺の確認をします。
7月4日
ヘッドライト
を分解してクリーニングします。メッキ部はCRCなど をかけて保護していたのであまり錆びていません。ヘッドライト自体は
シールドビーム
で、ポジ ション球用の透明部分が開いているタイプです。ミニにもこれと同じものが付いていて予備が1セットあります。H4に変えると色々なバルブが使えるのですが、取りあえずこのままでいきます。南アフリカ製の”
ヘラ
” のウインカはレンズの取り付け部は左右とも割れていました。ベース部も熱でひびが入っています。電球は日本ではあまり見たことのないサイズの電球で18Wです。
ミニ
のウインカを載せてみました。丁度良い感じです。とういか上記 の”ヘラ”は少しはみ出しています。ミニのウインカ用に作ったんじゃ?と思わせるほど寸法がピッタリです。ただミニのウインカは奥行きが長いのでヘッドライトのシェルの
固定ネジ
と干渉します。
ということで、取りあえず固定ネジをナットと
面一
に切断しました。
ウインカは後回しにして、
ヘッドライト
の点灯テストを行います。下・上向きとも良好です。た だし、メータパネルの
インジケータ
(青色)が点きません。
ミニ
のウインカ用の加工をします。Φ35mmくらいの穴と固定用の 3mmの穴を3個を開けます。10mmの下穴を開けて、エアリュータに超硬の刃を付けて穴を広げます。右はリアのウインカを一度外して仮止めした所です。ウインカの予備は無いので別途
購入
す る必要があります。
電気系のテストの続きです。
バックランプ
は電球が無かったのでT10の白色LEDランプを 15Sの電球を壊して金口に付け直して作りました。寸法が長くてレンズと少し干渉しています。また、
ナンバ灯
はストップランプの配線に間違えて接続されていたので、配線し直しました。
7月5日
近くの車用品店で購入した8sqの
アースケーブル
です。バッテリを移設するので
アンメータ
の再配線用です。
角パイプを加工して
バッテリの
台座
を作りました。先端をフレームの形に加工します。助手席の足先のフレームに載ります。
こちらはバッテリ
カットオフスイッチ
の配線です。キルスイッチじゃないです。エンジ ンが掛かっている状態で切ってもオルタからの電気でエンジン止まりません(笑)。これもバッテリとの距離が長くなるので作り直します。こちらはセルモータの電気も流れるので、凄く太いケーブルです。
バッテリカットオフスイッチのキーは白く
変色
していますが、ガストーチで炙ると綺麗に戻ります。
バッテリを台座の上に載せて
アンメータ
の
ケーブルの長さを測り、圧接してケーブルを作ります。セルモータ以外の電気は全てこのアンメータを通ります。本来は抵抗の電圧降下を測るタイプの方がいいです。
キーシリンダ
を取り付けました。
アクセサリ
の端子が未接続のまま残っています。車内に配線すると色々と便利です。
メータパネルの
インジケータ
のテストです。チャージとブレーキフルード切れは問題 ありませんでした。
上向き
と
ウインカ
が点きません。上向きは
接触不良
で直ぐに直りました。ウインカは点かないのは当然でした。先週配線を入換えたためです。というか、35Ωで短絡していたのはインジケータの抵抗だったんですね(笑)。ウインカのインジケータは左右ウインカから
ダイ オード
を通して点灯するように改造する必要があります。
バッテリの台座に
軽量穴開け加工
しました。来週、上側パネルと固定部を作ります。
7月11日
オークションで購入した
水温センサ
と
ヒューズボックス
が届いていました。ヒューズはガラス管タイプ、水温センサはトヨタの旧車用のようです。ネジ部はM16のP1.5です。センサはECU化に使います。
こちらは通販のミニ屋さんで購入した
ウインカ
です。大分前ですが、余っていた物をオークションで売ったのですが、売らなければ良かった(笑)。
先週穴あけ加工をしたヘッドライトのステーにミニの
ウインカ
を取り付けます。バルブは以前に購入してあった
オレンジ色LED
です。
レンズとリングを嵌めてフロントウインカ
完成
しました。スイッチのチャタリングで点灯し始めが不安定だったICフラッシャはコンデンサを追加して対策しました。
先週点灯しなかったウインカの
インジケータ
のOR回路をダイオードで作りました。
正常
に点灯するようになりました。
ヒューズボックス
を以前バッテリが載っていた所に取り付けました。 バッテリからの
直結
とリレーを追加して
イグニッションに連動
したもの2系統です。
ステッピングモータを使った
タコメータユニット
の動作テストを行いました。オープニング動作は しますが、コンソールからの
設定
ができません。コンソールは新 しいセンタトンネルに合わせて作り直しましたが配線が違っているみたいです(泣)。会社に持って行き直してきます。右はオープニングの
動画
です。久しぶりに見ました(笑)。
7月12日
近くの車用品店で購入しきた
アースケーブル
と
アクセサリ端子
です。
同じく、バッテリの
固定金具
です。台座と固定金具の分だけ高くなるので買い直しまし た。
アースケーブルを圧着して取り付けます。
大元
のアース(ヒータコア部)から
ヘッドライト部
と
燃料
ポンプ部
へアースケーブルを接続しました。
配管のクリーニングも兼ねて
燃料ポンプ
の
テスト
を行います。灯油を10Lほど燃料タンクに入れて電磁ポンプで送り出しました。
アクセルワイヤ
のホルダです。穴あけ軽量加工をした後、
ブラスト
して取り付けました。エンジンマウントと共締めなっています。
キャブレタを仮止めして
燃料配管
の長さを決めます。
キャブレタを固定して燃料の配管を終了しました。新しく購入した
T字配管
は白色で中が見えないため、燃料タンクの直後に付けていた
ガラス製
の
燃料フイルタ
をキャブレタの 下に移動しました。
ECU化も考慮して
ハイテンションコード
をチェックしておきます。フォードのケーブル はケーブル 自体が抵抗線になっているタイプと思います。一番長いもので
15KΩ
あ りました。プラグキャップもNGKの
5K
の抵抗入りです。ノイズ的には抵抗線のケーブルが良いですが、さらにプラグも抵抗入りを使うと合成の抵抗値が高すぎるかもしれません。
ヒューズボックスです。以前は宙ぶらりんになっていた
ホーン
と追加の
燃料ポンプ
の2ヶ所を使っています。将来はセミオートマやECUにも使います。
7月14日
タコメータですが、会社で動作確認しました。設定ができないのはコンソールスイッチの
誤配線
で した。
RCオシレータ
で タイミング信号を入れて回転数表示の動 作も確認しました。また、前から気になったいたクロノメトリックモードの時のコンソールから最大回転数表示をするとおかしな動きをするので、昔のソース コードを引っ張り出してきてプログラム修正しました。動作モードも初期値をクロノモードにしてコンパイル、ROM化しました。プログラムはUVEPROM (27C256)を使っていてROMイレーザが別の階にあり、数回行ったり来り面倒でした(笑)。
UVEPROMは
今ではめったには使わないです。右はタコメータの内部です。メータの
はり
はモータの軸に ただ刺さっているだけなのでエポキシ系の
接着剤
で固定しておきました。このメータのケースはオリ ジナルのVDOのタコメータを中身を取り出してケースのみ使っています。確か、ステッピングモータは5インチのフロッピーディスクドライブのヘッドシーク用モータだったと思います。