セヴンの全バラ・レストア
その38
セヴンのレストアを紹介していきます。
2009年
7月18日
水温センサの取り付け用のタップとハンドルをオークションで購入しました。必要なのは16mm、P1.5です。
早速
水温センサ
の取り付け加工を行います。オリジナルの水温計のセンサと同じくサーモスタットの手前
にセンサを取り付けます。丁度センサを付けるための?部分があり、電ドルで10mmまで穴を開け、その後リュータで14.5mm
まで広げます。その後、16mmのP1.5のタップでネジを切りました。鋳鉄で脆そうなので、慎重に加工します。
水温センサはテーパでは無く通常のストレートネジなので、アルミでワッシャを作ります。
取り付ける前に水温センサの代表的な特性を測っておきます。4℃=1,5K、15℃=900、30℃=422、40℃=280、50℃=182、59℃=127、79℃=68Ωとなりました。
水温センサはアルミワッシャに普通の紙ガスケットを挟んでシリコンシーリング剤で固定しました。
先週買っておいたアクセサリ端子をヒータモータの横に取り付けました。キー
シリンダの1番目と連動します。インバータを介してノートPCやオシロなどの電源に使えます。
バッテリの台座を作ります。廃品のアルミパネルとL字ステーをバッテリの寸法に組み付け、先々週作った鉄角パイプと仮止めします。
鉄部はサンドブラスト後、PORの黒をハケ塗りしておきます。
7月19日
バッテリの台座
の続きです。アルミパネルは軽量の穴あけ加工をした後ブラストして、昨日、塗装をした鉄部と合わせて組み立て
ました。バッテリの載る上側は5mm厚のゴムシートを貼ります。
バッテリのおさえ金具
の作製です。台座と同じく鉄角パイプをフレームの形に加工し、市販のバッテリ固定金具のロッド部を溶接しました。
こちらはタコメータ
のドライブユニットです。動作確認は会社でしているので、組み付けの準備をします。コンソール側は柔軟性のあるスダレ状
のフラットケーブルで延長しました。スカットルに取り付ける前にもう一度、動作させました。ガレージには適当なオシレータが無いのですが、良く考えるとECU化用のインジェクタテスタが使えました。これは丁度1500、3000、6000回転を指示します。
7月20日
バッテリのおさえ金具です。ブラスト後、PORで塗装しておきました。
バッテリを仮止め
してみます。右は下から撮ったところです。レストア開始時に外したバッテリの底はサビサビでした(笑)。
タコメータのドライブユニットと点火ユニットをスカットル内に固定しました。クロノのスピードメータの駆動ケーブルの関係でユニットの配置を入換えました。以前は点火ユニットが左側でした。今回の移動でタコメータのリセットスイッチがステアリングシャフトと干渉して押せなくなったのでリセットスイッチは後で移設します。右下の丸穴がスピードメータ用貫通穴です。
タコメータのドライブユニットと点火ユニットの仮配線を行います。ECU化のページでコイルの抵抗値を測りましたが、オリジナルはコイルと抵抗を合わせて大体3Ω
でした。
スピードメータの駆動ケーブル
のミッション側です。スピードメータの駆動ケーブルは一度ノーズコーン内の
増速ギアBOXに入りUターンしてミッションまできます。ケーブルをミッションに固定しました。
7月25日
FRP素材屋さんから通販で購入したグラスウールと断熱シートです。
同じく耐熱のポリエステル樹脂です。温度は150℃まで。
早速断熱シートはオルタネータとセルモータのケーブルに使いました。
こちらはオークションで購入したキジマのグラスウールです。飛散しにくいということで買ってみました。
アパートから持ってきた、モトイネ製
の軽量アルミマフラです。大分昔抜けが良くなり過ぎで分解したままになっています。ベランダに何年も置いてあったのでアルミ部が腐食しています。
1層目は飛散しにくいキジマのブラスウールを巻いて、その上から普通のグラスウールを巻き、ステンレスワイヤで固定しました。グラスウールは熱で膨らむらしく、緩めでいいようです。次回フランジの部分をハンダメッキして組み立てます。
アルミ部は腐食が深いので磨くのを止め、粗いサンドペーパでヘアラインを入れ、耐熱ポリエステルでカーボンケブラを1層張り込みました(笑)。150℃の樹脂でもつかどうか?
7月26日
スカットル
を仮止めしてみます。バッテリが無くなったのでスッキリしています。ウインドをどうするか悩みます。ウインドウォッシャ容器
が行方不明(笑)なので、昔作ったアクリル製レーシングスクリーンにしようかと思います。その場合はワイパーモータは外します。
ロールバーを固定しました。フレーム側にナットを溶接したので上からボルトで固定するだけです。楽になりました。FRPのトランクが無くなったので隙間が開いた分3mm厚の
ゴムシートを挟みました。
8月1日
オークションで購入したマフラ用のツバ広
ブラインドリベットとボタンキャップネジがガレージに来ていました。
同じくオークションで購入したテフロン樹脂です。
ボタンキャップの4mmネジはメータパネルの固定に使いました。
アパートから持ってきたレーシングスクリーンとサイドミラーです。スクリーンは納車される前にアクリルとコの字のアルミチャンネルで自作したものです。ミラーはたしかレーステックのレプリカから型を取ってカーボンで作ったものです。
こちらはスクリーンを止めるケブラのスペーサとワイパ用の穴を埋めるアルミネジです。センタミラーはボールジョイント部がもげてしまいました。
スピードメータの照明用のブラケットに白色LEDを埋め込み、テストで点灯させました。照明が1つなので光が偏ります。色も他のは電球なので色が違います(笑)。
バッテリ端子カバーは樹脂シートに耐熱シートを貼ったものを作ったのですが、いまいちなのでテフロン樹脂で作り直しました(笑)。下はフライス加工が終わった所です。
固定用の穴を開けて完成しました。右はタイラップで仮止めした所です。
軽量マフラーのフランジは錆びているのでベルトグラインダで錆びを落としステンレス用のハンダをコーティング
します。ステンレス用のフラックスは酸性なのでコーティング後、よく水洗いをしておきます。
セミオートマ用のモータ制御基板です。アルミケースにケーブル取り出し穴を開け基板を固定してみます。
レーシングスクリーンは一度分解し、軽くバフがけしてケブラのスペーサを挟んでスカットルに仮止めしました。日曜は休出だったのでガレージ作業は土曜日のみです。
8月8日
近くのホームセンタで購入したタイルカーペットです。室内に敷くカーペット用です。
同じく2芯のマイクケーブルです。ECUのセンサ系の配線に使います。
センタミラーを仮止めします。以前にサイドミラーで使っていた砲弾型です。ステーも以前のまま。サンドブラストしてシールコートで塗装をしました。
スカットルのフロントスクリーンの固定穴はアルミネジで隠します。
8月9日
レーシングスクリーン仕様なのでワイパ・モータは取り外しました。
近くのホームセンタでアルミコーティング用のシールコートを購入しました。
カーペットは型紙に合わせて切り取り、固定用のホックをカシメます。早速運転席側に敷いてみました。丁度良いようです。
8月10日
以前にアルミ部の外周にカーボン・ケブラを巻いたサイレンサです。内側に耐熱シートを貼って、ツバ広ブラインドリベットでカシメました。
車体に仮止めします。後側の固定はダンパを作り固定しました。ダンパは10mmのゴムを4層に重ねて作りました。
センタトンネルをディスクグラインダで3分割しました。
8月11日
ABCペダル下にもカーペットを敷きます。追加でカーペットを購入して、型紙から切り取ります。固定する方法を考える必要があります。
カーペットの止め金具を作ります。L字のアルミチャンネルに軽量穴あけ加工をしてサンドブラストをかけます。金具とカーペットはネジで固定してありますが、手前のカーペットのに挟んで置いてあるだけです。
近くのホームセンタで購入した1芯のマイクケーブルです。ECUのセンサ系の配線に使います。
ミッションマウントのワッシャは薄くて締め付けで曲がっていたので、2mm厚の幅広のワッシャを購入して付け替えました。
3分割したセンタトンネルにブラインドナットを取り付け、再度仮組してみました。ブラインドリベットはフランジの部分を面一に埋め込むため加工が結構面倒です。この後、塗装します。
ECU用のセンサ系の仮配線をします。センサは回転パルス2種、水温、吸気温、大気圧の5種類です。エンジンルームからベルハウジングの横を通って助手席まで配線しておきます。
運転席のシートの後側はセミオートマ用のモータコントローラを取り付けます。丁度、50mmくらいの隙間が空いています。
8月12日
セミオートマ用のモータコントローラのケースの固定です。ケースにアルミステーを付けてタイラップで斜めのフレームに固定しました。
センタトンネルにリバースギアのストッパレバー用の穴を開けます。穴は大き目に開け、アルミパネルでカバーを作りました。
8月14日
シフトが少し干渉しているのでセンタトンネルの穴を少し広げました。リバースストッパのアルミカバーも固定しました。シフトブーツは本皮で母に作ってもらったものです。こちらも仮止めします。
センタトンネルのサイドカバーです。ECU/セミオートマモータコントローラ用の配線用の取り出し穴を開けました。
8月15日
ECU/セミオートマモータコントローラ用の電源を配線します。電源はバッテリ系とIGN系の2種/4本です。まず、増設したヒューズボックスからスカットルに通します。
その後、センタトンネルを通り、サイドカバーの穴へ分岐させます。
スカットルの固定金具の
作製です。スカットルの固定はL字のアルミチャンネルを組み合わせています。下がバフがけされたオリジナルで斜めにカットされています。内装をカーボン・
ケブラにしたため、この斜めがあまり良くないので作り直しました。上は余分な部分をカットした1段目です。中間のものが新規に作製した2段目の固定金具で
す。双方に軽量穴あけ加工をしてサンドブラストをかけて、シールコートで塗装をしておきました。
作製した固定金具でスカットルを仮止めしてみます。
8月16日
ノーズコーンを仮止めしてボンネットキャッチを固定しました。ステンレスのブラインドリベットで固定しました。
天気が良く、風も弱いのでセンタトンネルの塗装を行います。400番のサンドペーパで軽く表面を均しておきます。
ラジコン用の2液性ウレタンのクリアにフラットベース(艶消剤)を規定の1/4入れて塗装します。
センタトンネル部品の塗装が終わりました。表面が梨地になって丁度、良いようです。