ケントのECU化
その7
セヴンのECU化を紹介していきます。
2010年
3月14日
ECU化用コレクタタンクの油面確認用のパイプですが、いまいちなので溶接し直しました。
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こちらは低圧のガソリンタンクと接続する1/8PTニップルの接続部です。2つ作製しました。
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こちらは高圧のニップルです。上蓋に溶接します。
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3月20日
オークションで購入したインジェクタ用の高圧ガソリンホースです。
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3月28日
ECU化用のコレクタタンクの蓋にニップルを溶接しました。
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ECU化用のインマニの続きです。4本のインマニに寸胴加工終了しました。
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8月7日
出版社のガレージ訪問でエンジンをかけたのですが、そのときにフィルタ部からガソリン漏れていたので、ガラスタイプから普通のプラスチック製のフィルタに交換しました。
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10月10日
久しぶりのセヴン作業です。コレクタタンクの蓋に燃料ポンプ用の電極を付けます。電気が絶縁できて、燃料も漏れてはいけないので結構面倒です。10mmのステンレス6角ボルトからネジ部が6mmのネジを作り直します。ネジ部はダイスでネジ切りします。ボルトの頭には3mmのネジを切り電極を出します。
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作製したパーツ一式です。6角ボルトを加工した電極とテフロンで作った絶縁用のワッシャ、耐ガソリンのOリング等です。
コレクタタンクの蓋に仮止めしてみます。右は断面図です。もう1セット作る必要があります。
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10月16日
先週の続きです。10mmの6角ボルトから2つ目の電極を作製します。電極が2つ完成しました。2個めは燃料ポンプを保持するステーと共締めするため寸法が長くなっています。
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絶縁用のワッシャをテフロンの丸棒から削ります。2個仮止めしてみました。
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10月17日
ポンプの配線を電極に接続します。ステーは2mmのアルミから作製して軽量穴あけ加工をしておきます。
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コレクタタンクの低圧側の1/8PTニップルを溶接します。以前に作ったものは使わず、新たに斜めに溶接できるように作り直しました。
コレクタタンクを仮組みしてみます。電極2個、高圧側2本、低圧側2本、確認用2本の加工が終了しました。ポンプの固定はスプリングで行う予定です。
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10月24日
ホームセンタで購入したスプリングを取り付け付けポンプを固定しました。
コレクタタンク内にガソリンがどのくらい残るか灯油を入れて確認してみました。灯油を入れてポンプを駆動して最後まで排出します。ほとんど最後まで無くなっています。
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コレクタタンク内の気密を調べます。以前にエアで確認しましたが、漏れそうな部分が増えたので、ガソリンで調べます。ミツバの電磁ポンプで
コレクタタンクにガソリンを送り、戻りはホースにスリットを入れて少しほんの少し加圧、タンクが一杯になった所でホースを潰して電磁ポンプの最大の圧力で
加圧します。大体、大丈夫のようです。電極部からの漏れはありませんでしたが、確認用のホース部から少しにじみますが細目のホースを使えば問題なさそうです。一週間時間を開けて再度確認します。
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10月30日
コレクタタンクの低圧側の戻りにオリフィスを入れて少し圧力をかけます。1mmの穴を開けたアルミ棒をニップルに圧入しました。
4連スロットルの余分な部分を軽量化のため、フライスで削ります。
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10月31日
4連スロットルの軽量化の続き、4個削り終わりました。
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1つバラしてみます。バタフライのM3の取り付けネジは緩み止めでカシメてあり、ドライバで外すと捻じ切れます。2.5mmのドリルでもんで分離しました。バタフライの軸はシールとボールベアリングが入っています。サンドブラストする時には目止めが大変です。
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最後に軽量化したスロットルは削りすぎでアイドル調整のエア路に穴が開きました。大失敗でした。後で、アルミ板を張ります(笑)。
インマニのエンジン側のベースの作製を開始しました。10mm厚のアルミに転写したベースの形を貼り、加工の準備をします。
とりあえず、インマニの穴加工です。インマニ本体が斜めに付くため、小さ目の直径26mmの穴を4つフライスのCNCで開けます。その後、外形をバンドソーで加工しました。続きは次回です。
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11月7日
この日は日曜のみ作業でした。スロットル側のベースの作製です。ガスケットを参考にして図面をqcadに入力します。
上記の図面で2mm厚のアルミをテスト切削して合わせてみます。良いようです。
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本番です。5056の10mmのアルミ板を7.5mmまでフライスで削ります。
とりあえず1個のみ作製してみます。右は6mmのネジを切ってスロットルに合わせたところです。
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先週のスローの空気経路の穴あきですが、アルミ板をシリコンコーキングで付けておきました。
11月14日
この日も日曜のみ作業でした。インジェクタの燃料ホース取り付けアダプタを試作します。ケントのインマニは曲がっていてるので、なるべく吸気バルブの近くで噴射するためにデリバリレールを使うのをやめ、4本を独立させて角度を調整してインマニに取り付けることにします。2017材に10.5mmの穴を開け、11mmのスパイラルリーマを途中まで通して約10.7mmのテーパ穴に仕上げます。
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アダプタのホースが繋がるタケノコの部分を切削します。ホースは内径8mmのものを使います。
試作が完成しました。インジェクタと連結してみます。ホンダの本物もそうですが、結構緩いです。
固定用リングを作製します。5mm厚の2017材からCNCで削りました。固定はリング側からネジでインマニ側と接続します。
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インジェクタを実際取り付けて加圧してガソリンが漏れがないか確認します。インジェクタの電気カプラがアダプタと接触するので、本番は少し径を小さくします。
こちらはロットル側のベースです。4個分完成しました。
11月20日
とくきんから購入した5056の35mmのアルミ棒です。インジェクタのホルダ部用です。ホルダ部はインマニに溶接するので5056を選びました。
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先週のアダプタがカプラと干渉しているので、径を小さく追加工しました。
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干渉しなくなりました。
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もう1セット作製します。固定リングはCNCですが、アダプタは手動です。結構時間がかかります。
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11月21日
コレクタタンク内は短距離ですが、ホースを使ってポンプを接続しています。通常売られているインジェクション用の燃料ホースは内層は耐ガソリンですが、外層は耐ガソリンではないものが多いです。ガレージ内にあった燃料ホースをガソリンに一週間漬けて調べてみました。ゴム製の全てのホースの外層が軟らかくなっています。下の2つのキャブレター用のものは柔らかくはなりませんが、耐圧が低いので使えません。もう一つBMWのものが見つかったので、再テストしてみます。
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インジェクタのホルダ部の作製です。上記で購入した5056で作ります。インジェクタのOリングの直径は約21mmです。16mmに続き、19.5mmで穴を開けます。
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その後、21mmで中ぐりしてインジェクタを仮止めします。直径が太いのはインジェクタの固定部や溶接部が大きくなるためです。
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アダプタをもう一つ作りましたが、タケノコ部の直径間違えました。内径8mmのホースなので9mmの外形が必要ですが、間違って8mmで作ってしまいました。最後になって気が付きました。大失敗。
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気を取り直してもう1セット作製しました。あと、1セット必要です。
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4連スロットルは間隔が広いためバタフライの連結が届きません。
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2017のアルミ板でクランク形状のアタプタを作製します。瞬間接着剤で仮止めしてみました。
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