アルドウィーノを使った
オープンソース、オープンハードの
ローコストECU
テージのECUが壊れているみたいなので
Speeduinoに装換します。
その10:ハーネス作製の準備
ハーネス作製開始
2024年
5月27日
フラップ式の負圧同調計が出てきたので、スロットルボディを取り外して同調を取り直します。ついでに余分なステーを切り取り、軽量化します。ステーは裏側にも2個あります。
不要なステーはディスクグラインダで切り取って、サンドペーパで仕上げました。
掃除機で吸引して、同調を取ります。フラップ式の同調計は30年くらい前にバーキン用に買ったもので、まだゴム部など柔軟性があります。
開度が大きい時の同調は赤枠のバタフライバルブのリンク調整で行い、開度が小さい時はアイドルアジャストスクリューで行います。大体合ったと思います。実際にはエンジンをかけて、U字管の差分負圧計で同調を確認する必要があります。
こちらがU字管にエンジオイルを入れたDIYの簡易差分負圧計です。絶対値は分かりませんが、2気筒間の差が分かります。
こちらもDIYの脈流をダンピングするサージタンクをつけた負圧計です。
点火は1Dの暫定マップだったので、WEBにあったドカの1000DSエンジンの点火マップを真似して2Dマップを作製しました。
5月28日
差分負圧計を使って、アイドリルアジャストスクリューで同調させました。クリックすると短い動画をダウンロードします。
5月30日
O2センサの出力電圧が0〜1Vに振るようになりました。以前0.5〜1Vだったのは、油温による燃調の外部調整がオーバーライドされて、薄くならならいのが原因でした。暖機後に薄くすると0〜1V振るようになりました。ただ、もう少しフィードバックが早くなると良いです。電圧は0.5V/DIVです。クリックすると短い動画をダウンロードします。
O2センサでフィードバック中のO2センサの値です。温まっていないでの2000rpmに上げています。クリックすると短い動画をダウンロードします。
O2センサでフィードバック中のA/F計の値です。クリックすると短い動画をダウンロードします。
デュアルホイールの動画も撮りました。クリックすると短い動画をダウンロードします。
ハーネス作製の準備をします。モノタロウでキル/スタートスイッチを購入しました。デイトナから出ているものと同じですが、こちらの方が1000円くらい安く買えます。違いはギボシが付属しているかだけです。オリジナルのキルスイッチはモーメンタリで今回の配線には合わないので購入しました。使わない余分なケーブルは外しました。中央に汎用のシーソスイッチが付いてますが、燃調マップの切替に使う予定です。
仮止めしてみました。オリジナルの幅は22mmですが、これは30mmあります。デザインはまずまずです。ただし、このままでは回ってしまうので、固定方法を考えないといけないです。
5月31日
ハーネスの作製を開始しました。ヘッドライト、スロットルボディ、ブローバイボックスを外して、固定されているタイラップを全部切って、オリジナルのハーネスを取り外しました。
メータユニットはKoso製のRX−4に交換するので、仮止めしてハンドルを切っても干渉しないことを確認しておきました。
6月2日
Speeduinoのケースをフレームに取り付けるステーをカーボン板の余りで作製しました。
オリジナルより、2回り大きいので、リレーのエリアも占有しています。
裏側はこんな感じです。右下のレギュレータは移動しないで元の位置です。
続いて、リレーをライトのサブフレームに固定するクランプを作製します。サブフレーム径は12mmです。クランプの図面をQCADで入力します。
CNCフライスで12.7mm厚のアルミから切り出します。
完成したクランプの中央を金ノコで分割し、タップでネジ切りしました。
作製したクランプをライトのサブフレームにネジ止めして、リレーブロックを仮止めしてみます。固定位置はオリジナルのリレーとヒューズの間です。この後、3つのリレーを繋ぐプレートとスペーサを作製予定です。また、ヒューズボックスの取付位置を決定します。
6月3日
カーボン板の余りでプレートを作製して、リレーを連結しました。スペーサを作製して仮止めします。良いようです。
スペーサとクランプと合わせてサンドブラストします。これでリレーの固定部品が完成しました。
サブフレームにクランプを固定して、フロントカウルを被せて、干渉しないことを確認しました。防水では無いため、カバーを作って被せた方が良さそうです。
リレーに続いて、ヒューズBOXを車体に固定します。カーボン板の余りで連結プレートを作製しました。元のヒューズボックスの固定ステーの片側だけ使い、アルミ板でL字ステーを作ってリレーの下に配置しました。カウル下側からアクセスできるように、天地逆にして、ヒューズが外しやすいように千鳥配置します。
カウル下側からみると、こんな感じです。
6月4日
ブリーザBOXが溶けています。ステーが片持ちで垂直側のフィンと接触していました。
アマゾンで購入のフラッシャリレー用のコネクタ、スタータリレー用の250型コネクタ到着しました。
AWG6ケーブルでバッテリとフレーム間のアース線を作製しました。
バッテリを仮止めして、アース線をレギュレータの固定ネジと共締めして、そこからスタータまで伸ばしました。
6月5日
AWG6に合う圧着端子が不足したので、ホームセンタで購入しておきました。
こちらはアマゾンで購入の断熱シートです。スロットルボディ下の高温になりそうな所に電気配線と燃料ホースが通っているので断熱する予定です。
バッテリとスタータリレー、スタータの間のケーブルをAWG6で作製しました。圧着端子はバーナで加熱して半田付けで接続します。
スタータリレーには逆起電力防止ダイオードを入れます。
ダイオードの型番は2N007でムルチストラーダに付いている物と同じです。両端に圧着端子を圧縮して、ヒシチューブをかけて接続しました。ダイオードを入れると、極性に注意しないとダイオードがパンクするので要注意です。
6月5日
スタータ配線の絶縁キャップをアマゾンで購入しました。AWG6にはちょっと太いくて、ケーブル径が12mmです。
スピードセンサをKosoのRX−4に付属のセンサと交換します。リアのキャリパサポートに止めネジで固定されています。リアロータを固定しているボルト4本でセンスしています。
左がオリジナル、右下がRX−4に付属のセンサです。オリジナルもKoso製なので、寸法は同じで、そのまま交換が可能です。RX−4の方には赤枠にLEDが内蔵されていて、パルスを検出すると点灯します。
早速、交換しました。クリアランスは0.5mmに調整しました。
リアブレーキの油圧スイッチのケーブルが途中で半田付けされています。切断して新しいコネクタを接続しました。オリジナルはTyco製ですが、新しい物は互換品です。
絶縁キャップを使って、バッテリ、スタータリレーとスタータの配線を行いました。
キル/スタートスイッチを交換したので、以前に購入してあったモレックスの4極コネクタと合わなくなったため、近くの2りん館で110型の6極コネクタを購入しました。
早速、コネクタを圧接しました。
6月7日
12V系から配線を進めます。少し余裕を持たせて接続します。
ヒューズボックスに+B(バッテリ直)とIG(キースイッチのイグニッションON)を接続します。手前の防水のブッシュが上下逆でした(笑)。
オリジナルの燃料警告灯をRX−4の燃料残量計に変換するためにリレーもヘッドライトの下に固定しました。
レギュレータ出力は2つに分岐します。1つは30Aのヒューズを介して、バッテリの充電用、もう一つは+BとIGの負荷です。F1や851では充電ラインにヒューズはありませんでしたが、1198、ムルチストラーダではヒューズが入っています。
6月8日
不足して追加購入したAWG14のケーブルが到着しました。右はフロントカウルを固定する5mmのウェルナットです。1個紛失しました。
左の緑枠はレギュレータとバッテリの間にある充電経路のヒューズです。配線を追加しました。右の緑枠はSpeeduinoのIG電源です。
RX−4に付属の油温センサに交換しました。ネジ径はテーパで同じなので、そのまま取り付けできました。
デュアルホイールの非接触回転センサに防水コネクタを圧接しました。TPSと同じ3極のコネクタを使いますが、ハウジングにケーブルを通してから、コンタクトを圧接します。これを忘れていて、1回失敗してやり直しました(泣)。センサを元にもどして、ケーブルを上の方に配置しておきます。ここからメインハーネスに接続予定です。
6月9日
KosoのRX−4のコネクタ圧接を開始しました。初めは電源からです。ピン配置はオープンオフィスのCALCに入力して印刷しておきました。このシリーズのコンタクトの入れ方、抜き方はYouTubeに動画があります。
キースイッチ、キル/スタートスイッチの周辺の配線追加しました。ケーブルはまとめるまで、リピートタイでフレームに仮止めしておきます。
メインヒューズ、リレーの周辺の配線追加しました。
6月10日
ブリーザBOXは廃止して代わりにフィルタを付けます。ホースが足らないのでモノタロウに発注しておきました。
バンク間を通る配線の内、被覆がシリコン以外の普通配線は断熱材を巻きました。
燃料ホースにも断熱材を巻いておきます。
右スイッチの配線追加しました。ホーンとウインカです。
ウインカ信号はインジケータ用に、メータユニットにも接続する必要があります。リアにも配線を伸ばしておきます。
左はフラッシャリレーと左ウインカのコネクタ配線です。右はホーンと右ウインカのコネクタ配線です。