アルドウィーノを使った
オープンソース、オープンハードの
ローコストECU

テージのECUが壊れて
いるみたいなので
Speeduinoに装換します。


その11:ハーネスの作製の続き




2024年
6月11日
ハーネス作製の続きです。リアブレーキスイッチテールランプウインカの配線を追加しました。


続いて、油圧スイッチ油温センサメータユニット用)の配線です


ヘッドライト左スイッチの配線も追加しました。


続いて、油温センサECU用)の配線です。



6月12日

ハーネス作製の続きです。テールライトリアウインカの配線追加しました。


こちらはスタータリレー水平側のスマートコイルのイグニッションの配線、右は垂直側ですここで黒色ケーブル無くなりました。


TPSと2気筒分のインジェクタの電源配線追加しました。


O2センサの電源のみ追加しました。


こちらは燃料ポンプの電源と燃料レベルの配線追加です。


黒と赤のケーブル追加発注しておきました。



6月13日
2色ケーブル到着しました。別に購入した黒のみも到着です。


デュアルホイールセンサケーブルを作製しました。オス側のハウジングは後ろ側からコンタクトを入れる普通のコネクタでした(笑)。防水ではないため、ヒシチューブを被せておきます。


追加購入した黒ケーブルを使って燃料ポンプGNDを追加しました。


O2センサGNDも追加しました。


インジェクタの2個の配線追加しました。


こちらはニュートラルスイッチです。



6月14日
この日の熊谷の予想気温が35℃でした。ガレージ内も40℃近くになって、暑いです。


メータユニットの配線を進めます。緑枠はキルスイッチ信号メータユニット内のIMMO(盗難防止)インジケータを点灯させる反転回路です。小さいユニバーサル基板に部品を載せました。


回路はNPNのデジトラ(RN1210)を使って反転します。


サイドスタンド信号配線しました。


6月15日
周囲温度センサの配線を追加しようと思ったのですが、燃調調整できるように工夫してみます。中央の緑枠周囲温度センサですが、回りのケーブルは周囲温度センサに割り込ませて燃調を濃くできるMEMOJETというサブコンです。センサはNTC(温度が上がれば抵抗値が減少する)なので、ボリュームを直列に入れるだけで濃い方向へは調整できます。


周辺温度センサの回路図は2.5KΩプルアップ抵抗でNTCの抵抗を電圧変換しています。このプルアップ抵抗をボリュームに変えれば薄い方にも調整できるようになります。


修正をするなら、オリジナルのセンサも使う必要も無く、新しいセンサを入手します。25℃の抵抗が3KΩNTCモノタロウで購入できます。


データシートによると、B定数3988です。


計算サイトで抵抗値を表示して、CALCグラフを確認します。NTCの抵抗変化はリニアではないため、ボリュームによる燃調の調整は回転角度に対して、均等にはならないです。


メータユニットのコネクタの配線はほぼ完了しました。


Speeduinoへ接続するケーブルはコネクタ付近まで伸ばしてあります。コネクタの圧着が残っています。


モノタロウで購入したブリーザホース到着しました。



6月16日
ブリーザホースは短く切ってフィルタ取り付けました。


ハーネスをまとめる前に、一度ほぐして、クロスしたり長さ合っていない所を直しておきます。


6月17日
正面向かって右側のケーブルをまとめ仮止めします。


バッテリにつながるGNDまとめ完了しました。



6月18日
ハーネス作製の続きです。基本的な部分の配線確認します。配線図を2倍印刷して参考にします。


テールライト(ナンバ灯、ウインカ)を仮接続します。スモールストップライトはリアシートに付いています。


フロントウインカはサイドミラーに埋め込まれているので、こちらも仮接続します。キースイッチのパーキングでスモールが点灯すること、続いてイグ ニッションポジションで左スイッチのローハイビームパッシングウインカホーン動作良好です。ただ、リアのウインカが暗電流微点灯してます。


続いて、メータユニットにコネクタを接続して起動します。ニュートラル油圧インジケータ動作良好です


リアのウインカの暗電流の動画撮影しました。ウインカリレーは無接点ICタイプです。暗電流で点灯して完全に消えません。車検時に問題になる可能性があります。フロント側問題無ありません。クリックすると短い動画をダウンロードします。


メータユニットに付属のスピードセンサLEDが内蔵されていて、動作が確認できます。リアのディスクの固定ボルトをセンスしています。メータユニットには1回転で何パルスか、1回転で何メートル進むかを設定する必要があります。クリックすると短い動画をダウンロードします。


メータユニットのインジケータを確認します。キルスイッチ盗難防止ハイビーム左右ウインカサイドスタンドABSワーニングいずれも動作良好です。サイドスタンド信号はGNDに接続するとワーニングが消灯します。このサイドスタンド信号はSpeeduinoにも接続しますが、12V系なのでツェナーで電圧落とした方がいいです。クリックすると4.3Mバイトの動画をダウンロードします。



6月19日
リアウインカの暗電流は以前に1198用に購入したウインカに交換して解決しました。角ばったデザインも合っていると思います(笑)。クリックすると4.7Mバイトの動画をダウンロードします。


メータユニットのハーネスの接続の続きです。油温センサを確認します。ガレージの天井近くの室温は約36℃です。


メータユニットの油温は32℃で、ほぼ合っています。続いて、テージの燃料警告燃料残量計に変換する機能の確認です。燃料が多く警告センサが浸かっている場合はリレーが非通電で、残量が4/6表示になります。


燃料が少なくなり、警告センサが燃料から出るとリレーが通電します。疑似的燃料警告センサの端子をショートします。


時定数が30秒ほどでかなり長く、残量は2/6表示になりました。設定により警告表示(点滅)になり、動作良好です。


Speeduinoのコネクタ圧着する準備をします。Speeduinoのダミーケースを用意しました。


Speeduinoの24ピンコネクタのピン配置図を作成しておきます。実体と同じように縦3列にしました。



6月20日
モノタロウが全品10%割引だったので、他の物といっしょに燃調調整のプラスチックケース周辺温度センサ用のNTCセンサを購入しました。センサは遅れて来るようです。下は50x35x20mmのケースと手持ちの2KΩボリュームです。メータユニットの下に取り付ける予定です。


周辺温度センサのプルアップ抵抗2.5KΩなので、2Kボリュームと1.5Kの抵抗を直列で使います。これで1.5〜3.5KΩの範囲で可変できます。センタは2.5KΩになり、増減無しです。CALCで周辺温度センサの電圧グラフにしました。がセンタ、1.5Kプルアップ3.5Kプルアップです。


Speeduinoコネクタの圧着開始しました。配線は押さえプレート防水ゴムシール通してからコンタクトを圧着する必要があります。


シールドケーブルを使うデュアルホイールのパルス信号TPS周辺温度センサ以外の単線圧着完了しました。



6月21日

TPSとデュアルホイールのシールドケーブルの先端を処理してSpeeduinoのコネクタに圧着できるようにしておきます。燃調調整ケースにボリュームを取付ました。


6月22日
モノタロウで購入のNTCセンサとアマゾンで購入の耐熱の2芯シールドが到着です。


燃調調整のケースに貼るステッカを作成しました。


A−ONEの手作りステッカ(インクジェット用強粘着タイプ)に印刷してカットし、ケースに合わせてみます。良いようです。


燃調調整ケースにNTCセンサ用の2mmの穴を開けて固定し、ボリュームと配線します。コネクタはTPSと同じ3ピンコネクタです。


カーボン板の余りでステーを作製し、メータユニットの下に取り付けました。


裏側はこんな感じです。



6月23日

2芯シールドを使うTPSとデュアルホイールセンサ、周囲温度センサ芯線コンタクト圧着します。押さえプレート防水ゴムシールを通してから圧着するので、作業エリアが狭いです。


コンタクトコネクタに挿入します。2芯シールド3ピンコネクタなので、それぞれGND電源が残ります


GNDはまとめて接続し、TPS周囲温度センサ5V電源に、デュアルホイールセンサ12V電源に接続します。これでSpeeduinoの24ピンコネクタの圧着完了しました。



6月24日
配線図のケーブル色を参考に配線のチェックを行っています。右ハンドルスイッチに誤配線がありました。110型コネクタはコンタクトが簡単に抜けるので、修正簡単です。


6月25日
スロットルボディエアクリーナボックスを仮止めして、ハーネスと干渉を確認します。


緑枠のSpeeduinoの取り付けボルトエアクリーナボックスと干渉しています。裏側の凸部を少し削って対策します。


ハーネス追加の続きです。スマホ用のUSB電源ドライブレコーダ用電源の配線を追加しました。


ETC電源LEDインジケータは配線を短くて整理します。アンテナケーブルも長いですが、加工すると特性が落ちる可能性があるので、たるませたままにします。



6月26日

車体の燃調調整ボリュームケースに組み込んだNTCセンサ実測しておきます。室温お湯氷水に浸けて抵抗を測ります。3℃の時8.04K24.5℃の時2.9650℃の時が1.02Ωでした。


計算サイトでB定数を確認します。3℃〜50℃時3926、24.5℃〜50℃時は4030でした。データシートのB定数は3988です。


外部に燃調調整ボリュームを取り付けたのでSpeeduino基板の赤枠のブルアップ抵抗R35は取り外します。


右ハンドルスイッチのマップ切替は、デフォルトでポート25番号が出てきます。極性はLOW、プルアップ抵抗はハーネス側にあるのでNOを設定します。マップはりあえず、元マップをインポートしてコピーしておきました。


下の赤枠が右ハンドルスイッチ部の配線です。4.7KΩでプルアップして、スイッチがONで信号線がLOWになります。


Speeduino基板の修正を行います。マップ切替信号を24ピンコネクタの空き端子から配線して、赤枠サプレッサ(SP710)を介してポート25番に接続しました。


サイドスタンドニュートラル信号はメータユニット側から9V位の電圧が出ているのでツェナ5Vまで落としておきます。抵抗はハーネス側に2.7KΩが入っています。基板にサプレッサが載っていて、外部からの信号は0/5V付近でクランプしていますが、念のため降圧しておきます。


エンジンエミュレータにも燃調調整ボリュームを取り付けました。


TunerStudioの周囲温度センサの設定を3点入力にして、NTCセンサの値を入力します。


燃調調整を中央にして、エンジンエミュレータのボリュームで周囲温度を25℃に設定します。


燃調調整で温度をマイナス側に振ると緑枠15℃まで下がり、プラス側に振る緑枠33℃まで上がることを確認しました。因みに周囲温度が下がると燃調は濃くなります。