削り出しカーボン11/29号

その4:タンクキャップのロゴ入れ
ドライブレコーダの振動止め
ヒールガードの作製



2022年
8月27日
タンクキャップにロゴを入れます。オーナーズマニュアルのロゴを拡大してキャプチャします。


タンクキャップに合うようにデザイン変更します。白黒のコントラストの強いBMPでセーブします。


ステカのアプリでインポートして輪郭抽出します。その後、サイズをタンクキャップに大きさ、15mmx22mmに変更して、小、中、大にサイズ調整します。


ステカで切り出してからeやDの島が外れないように慎重に抜き文字を作ります。


一度、マスキングテープ転写して、タンクキャップに貼り付けます。


マスキングテープを剥がしてからサンドブラストのマスク処理を行います。隙間があるとアルマイトが落ちてしまうので文字以外を完全にマスクします。


サンドブラストして、アルマイトを落としてロゴを刻印します。


仮止めしてみます。小さいロゴですが、良い感じです。


タンクキャップの固定ボルトはステンレスボタンキャップに変更しました。


ドライブレコーダのステーの寸法を短くして、軽量穴を開け、サンドブラストして取り付けました。


鉛を溶かして重りを作り、ドライブレコーダの上に面ファスナで付けました。



8月28日
ヤフオクで4mm厚のカーボン板が安く売っていたので購入しておきました。
大きさは150x220mmです。これでヒールガードを作製してみます。


ヒールガードは約70x70mmです。写真に撮ってBMPにしてセーブします。


QCAD3でイメージとして取り込み、外形に合わせて白線を入れ、DXFでセーブします。


QCAD2に読み込み、スーケルを実物と同じ大きさに変更します。約0.2倍に縮小しました。


実物を参考に図面を作成します。緑線が内外形、黄線が軽量化切削部、白線が6mmのエンドミル軌跡です。この後、45度カッタの面取り用の追加が必要です。


タンクキャップにロゴを入れる時にガスケット少し柔らかくなって反っていたので、念のため、モノタロウで3mm厚のフッ素ゴム板を購入しました。赤枠変形したガスケットです。


サークルカッタでゴム板をドーナツ状にカットします。サークルカッタを回すより、ゴム板の方を回した方が切りやすいです。ガスケット完成しました。


早速、交換しました。


フッ素ゴムのOリングも同時に購入しましたが、こちらは変形していなので交換していません



8月29日
ヤフオクで購入
のヒールガード用カーボン板が到着しました。


8月30日
ヒールガードの面取り軽量化切削部の図面を追加しまた。下は基本レイヤのみ表示した所です。


下は全レイヤを表示した所です。使うツールは3mmドリル4.2mmドリル、90度の面取りカッタ6mmエンドミルの3種です。独自のルールで記述し、変換プログラムでCNCデータに変換すれば、後はフライス盤で自動切削できます。


作成したdxfファイルPC上のVMwareを使ったFreeBSD仮想環境にコピーしてCNCフライス用のデータに変換します。ガレージのCNCフライス制御用と同じ環境がウインドウズで使えます。変換プログラムで図面の各レイヤが正しく抽出されていることが分かります。


その後、CNCフライス出力アプリ変換データを指定して読み込みます。


読み込みが成功するとgnuplotワイヤフレーム作画されます。作画されたワイヤフレームはサブウインドのボタンで視点切削経過確認できます。当然ですが、CNCフライスは繋がっていないのでデバイスを/dev/nullに書き換えています。切削しても瞬時に終了します。


作画ウインドを拡大して、切削の途中経過を確認します。下は軽量化切削部の渦状の軌跡を確認している所です。面取りカッタをWishで購入したので、入手後にテスト切削を行う予定です。



9月9日
天気が良くなったのでドライブレコーダ防振の確認を行いました。防振ステーと本体の上に両面テープで重りを付けた時です。クリックすると約4.6Mバイトのmp4をダウンロードします。


続いて、重りを外したの時です。こちらの方が振動が少ないです。クリックすると約7.4Mバイトのmp4をダウンロードします。



9月10日
Wishで購入した面取りカッタ(上)の切れ味が悪いので、ヤフオクで超硬の4mmの90度Vカットエンドミル(下)を購入しました。


早速、3mmのアルミ板でVカットエンドミルでヒールガードの試し切りを行いました。面取りは2mmを2回に分けて切削していますが、切削面が荒れているので、仕上げ切削を追加した方が良さそうです。


面取りの指定を2.5mm厚を1.1mmの深さで3回切削するように修正します。全体の2.5mmはエンドミルが表面から0.5mm浮いているので、実質2.0mmです。1回目が0.6mm、2回目が1.1mm、3回目が残りの0.3で3回目で仕上げ切削になります。



9月13日
4mm厚のカーボン板でヒールガードを本番加工します。6mmのエンドミル軽量切削中央穴の加工が終わった所です。


続いて、90度Vカットエンドミル面取り加工終わった所です。


再度、6mmのエンドミル外周の加工を終了して切削完了です。保持部を切りベルトサンダで仕上げてから、600番のサンドペーパでバリをとって完成しました。


重さを確認します。アルミのオリジナル22gカーボン製13gでした。


早速、取り付けました。良いようです。


Ebayで購入のホィール用ステッカが来ました。8枚セット送料込みで7.5ポンド(約1230円)でした。ヤフオクより安く買えます。


左側のヒールガードの図面を作成します。右側を45度軸でミラー反転すれば左側の元図面が出来ます。図面中のアップカット指定ミラー反転するとダウンカットになるので、指定を変更する必要があります。



9月13
左側ヒールガード試し切り4mm厚のアルミ板で行いました。


試し切りが良いようなので、カーボン本番加工しました。面取の仕上げ加工を追加したので、加工時間は約2時間です。


保持部を切りバリを取って完成しました。


9月14日
左側も取り付けました


ホィールステッカを貼りました貼り付け位置はマービックステッカの対面です。8枚入りだと思ったら9枚入ってました。