トライトン

メンテナンス&モディファイ その3



2008年
5月31日
フロントブレーキの分岐ブロックに取り付ける
ストップランプスイッチの固定部品の作製 です。スイッチが乗るベースとスイッチをスライドさせるレールをアルミで作製しました。右は分岐ブロックに作った部品を仮組みしたところです。


サイレンサのステーに軽量穴あけ加工をしてブラストを掛けました。ついでにリア ブ レーキのドラム側のアルミ部品にもブラストを掛けておきました。



6月1日
大分前に購入したマイル表示のクロノの ケースです。ケースはめっきのため、一度サンドブラストでめっきを落し、その後POR15の黒でガン吹きをしました。


メータステーをカーボン・ケブラ板で作製します。アルミ 板を曲げ加工をして型にしてカーボンの上にマットを3層その後クロスを1層積層しました。


オークションで購入したSRのトップブリッジです。裏側の余分部分を削っていて気が ついたのですがどうやら曲がっているようです(泣)。フォーク径に合う パイプか何かを入れて曲げれば修正できるかも知れません。また仕事が増えました。


トマゼリのブレーキ・クラッチホルダのクランプの材料です。20mm厚のアルミ を17mmまで削ります。


気温が高く、朝積層したメータステーがお昼前には硬化していました。早速離型しまし た。この日は午前中でガレージ作業は終了です。



6月2日
ガレージでブラストしてきたサイレンサ のステーを仮止めします。


こちらはストップスイッチをつけたフロントブレーキの分岐ブロックで す。仮止めしましたが、宙ぶらりんなので、ブロック本体もステムに固定しないといけません。


フロントのストップランプスイッチの配線を追加します。取りあえずリア用のケーブルのある所までコルゲートチューブに入れて引きました。ス トップランプのスイッチはリアのスイッチと並列に接続す るだけて良いはずです。



6月4日
オークションで購入したFZ−1/FAZER用の3相ジェネレータで す。取り付けられている位置は背面ですが、オルタネータのように別体ではなくエンジンと一体でオイルに浸かっています。写真のロータの直径は約80mmで す。右写真のロータとコイルだけで約2.3kgありました。思ったより重いです。因みに以前に購入したカワサキ用のオルタネータは3kg、ジェネレータは 1.6kgでした。もし新しく購入したこの3相ジェネレータを使う場合は軸受けの付いた外側ケースを 作る必要があります。


ミッ ションの入出力軸の部分です。チェーンが掛かっている外側が出力でクラッチのハウジングが付いている内側が入力側です。入出力が同軸になっています。 このシャフトの部分の隙間が約15mmくらいあります。以前の考察でマグネトーの軸を延長して充電系を駆動する予定でしたが、この隙間に10mm幅のタイミングベルトのプーリが入りそうです。右はロータを置いた所です。このロータの軸は長めで丁度いい所まで来ます。ただし、軸と反対側にオイルタンクの取り出し口がありぶつかります。これは取り出し口を右側面に移動することで対応できます。


ブ レーキケーブルステーの角度の確認です。ガレージにブレーキワイヤ1式忘れてきてしまったのでストップスイッチの電線で角度を確認しました。大体良いようです。



6月5日
またまた、早朝作業です(笑)。左側のブレーキケーブルステーの角度の確認です。少し下を向いています。修正必要です。


ク ラッチを分解してみました。茶色のクラッチ板は全体が樹 脂で凄く軽いです。ついでにベルトの幅を測りました。40mmでした。TGAのWEB ページをみると30と40mm が選べるようになっています。レーサなので太い方を選んだのかもしれません。


ハウジングの奥側です。ハウジングはみたいです。この裏側に充電系駆動用のタイミングベルトプーリを取り付ける予定ですが、8個ある穴のうち2個だ けネジが切ってあります。2個だとちょっとプーリを固定するには不安です。少なくとも4ヶ所は固定したいです。この穴をに合うナットのようなもの作ってプーリが固定できるようにします。


引き取り時にもキックペダルに当っていましたが、ステップを後に下げてもまだ膝の下に当ります。SRのキックペダルを流用するとキックの付根から回 転するので上手く行くはずです。ということでオークションで物色中です。




6月7日
オークションで購入したSRのキックペダルです。オークションに出ているのは錆びているものが多 く綺麗なのは少ないです。右のステンレスのブロックはSR のキックベダルとトライアンフのミッションのキックシャフトを接続するアダプタ作製用の材料です。ス テンレスは削りやすいSUS303です。


メー タパネルの外形をクロノに合わせて加工しました。左側の突起の部分は照明用のコネクタを固定する所です。


左側のブレーキケーブルステー修正です。ケーブルホルダ部の角度を調節を して溶接し直しました。その後、ストップランプのスイッチのステーも追加しまし た。


ブラストをしてスイッチを仮止めしてみます。右に写っている小さい部品はスイッチ のスプリングをワイヤに固定する部品です。


メータパネルに固定穴を開けます。ライトケースとケーブルが当るため、なるべく外 側にケーブルの接続がくるようにすると丁度、上下が逆になりました。タコメータには照明が無いため外側からLEDで照明します。金色の部品は高周波用同軸のコネクタです。


掲示板の書き込みで教えてもらった旧型オーリンズのショックの近似色のスプレーです。日産用のパプリカオレンジ(A11)です。アルミ板に塗って確認します。


エキパイとフレームを接続するクランプの作製です。鉄製のクランプが破断しているためにアルミで作製します。はじめにフレーム側から作りました。内径は約32mmで す。qcadで図面を書いて13mm厚のアルミから切削しました。



6月8日
昨日作製したフレーム側のクランプです。表面の黒はアルマイトです。バリを削って面取りします。


クランプの2個目です。出来あがる工作物が固定されていない場合には仕上げが 綺麗にできません。0.5mm厚で4ヶ所残していますが、ビビって側面が綺麗に削れません。2個目の裏側を良く見たらキャップボルト用の沈め穴が残っていました。ちょっと失 敗です。


メータパネルの固定用ワッシャを作製します5052のアルミ棒から削りました。2 個作っておきました。


ク ランプの続きです。固定用の穴あけ後、クランプを2つに分 離しました。


曲がっていたSRのトップブリッジですが、直りそうも無いため、セットでついていたノーマルのトップブリッジを使うことにしました。ハンドルポストの穴を面一に するためにはじめにフライスでおおまかに削り、その後ディスクグラインダで面一にします。ヤスリで仕上げてブラストを掛けて完成です。表面の保護用にシールコートを塗っておきます。


ついでにクランプもブラストを掛けておきました。



6月9日
朝の作業ですが、また雨です。簡単にできる作業をします。ガレージで作ってきたもの の確認をします。ブレーキケーブルステーの角度確認です。だいたい良 いみたいです。


こちらはクランプの寸法の確認です。フレームの径に丁度合いました。下にク ロムめっき製の現在使っているクランプが見えます。エキパイ側も作製する必要ありますがエキパイ側の内形は約38mmです。クランプ同士の接続はステンレス板で行ないま す。


採寸のためにノーマルのキックベダルを外しました。この頃のキックペダルはスプラインでは なく、テーパピンで固定するタイプです。スプラインは自作できませんが、ピンで固定するタイプであれば作りやすいです。


ハゲハゲのオーリンズです。ガレージでアルミ板に塗ってきたオーリンズ近似色と合わせてみます。かなりいます。一度、全部落せば殆ど分からないと思いま す。



6月10日
通勤前の作業です。今日は晴れました。リアのブレーキケーブルを作製します。インナのワイヤにニップルはんだ付けします。ステンレス用のハンダとフラックスを使いワイヤの先端を開いてはんだ付けします。


ケーブルは右側のペダルから一度上に行きオイルタンクの上でUターンして左側に下がって行き90度カーブしてドラムに接続されます。操作した感じで はペダル側のケーブルの取り出し位置が短くペダルのストロークが大きいです。いまいちでした。


ちょっと考えました。レバー比を 変えてケーブルの取りまわしを下のように修正すれば良く なりそうです。ただシフトロッドと干渉しそうなので実物で位置を確認します。


発電系の考察です。
FZ −1/FAZER用ジェネレータで すが、結構重く、軸受とケースを作るとカワサキのオルタに近い重さになります。また、気になるのが負荷です。この ジェネレータは永久磁石を使っているのでロータを回すと結構負荷があります。大きさは2周り程大きいですが、負荷の少ないカワサキ用のオルタで一度、充電系を作ってみようと 思います。充電時の電流のが外付けの抵抗で調節ができるのとレギュレータ等の外付けユニットが一切不用でバッテリに直結できるのも長所です。後で、もう一度分解して、軽量化と小さく見せることができないか考えてみます。


6月11日
修正したSR純正トップブリッジを仮止めしてみました。 カーボンケブラのメータパネルとクロノを合わせてみます。ケーブルも上手く外側に逃げてライトケースと干渉しなくなりました。キーはVTRのものですが、ハンドルロックはまだできません。メータパネルは裏側をく 塗った方が良さそうです。



6月13日
フロントブレーキの分岐ブロックをステンレスの板でハンドルストッパと共締めしました。固定ネジは近所のホームセンタで売っているステンレスのボタンキャップです。


会社で作ってきたメータ照明用LEDです。白色LEDを3個直列に配線しました。外付けで数KΩの抵抗が必要です。スピードメータのホルダの方はホットメルトで 固定し、タコメータの外部照明はエポキシ接着剤で固定しています。これで補助の電球類は 全てLEDになりました。タコメータ用の銅のパイプはガレージに持って帰って塗装してきます。



6月14日
右側のブレーキケーブルステー修正しました。ストップランプのスイッチも右側に移動しました。右はブラストを掛けた後、仮組みしたところです。


ブ レーキペダルもケーブルの接続位置を修正し、サンドブラストを掛けてシールコートでコーティングしました。


SRのトップブリッジのメータパネルを固定するスペーサです。鉄製のものと同じ寸法でアルミで作り直しておきます。


メータパネルの裏側とタコメータの照明用の銅パイプをPOR15の黒で塗装しました。



6月15日
こちらは
SRのトップブリッジのセンタナットワッシャの作製です。現状付いているのが鉄製で内径のサイズが合っていないため2017材から作り直しておきます。外径32mm、内径14mm、厚さ5mmです。


エキパイとフレーム間を固定するのクランプです。先週フレーム側を作製しました。こちらはエキパイ側です。内径は38mmで図面を書いてCNCで切削します。


2個削り終わりました。固定用の穴あけ後、2つに分割してブラストを掛けます。エキパイ側は温度が上がるのでシールコートは塗っていません。


SRのキックを別体ミッションに接続するアダプタの作製を開始しました。以前に購入したておいたSUS303のブロックを20mmまでフェイスミルで削 りました。その後、固定用の穴開けを行なっておきました。来週、図面を作成して切削します。


こちらはトマゼリのブレーキ/クラッチレバーのクランプです。現在プレス製のクランプを短く切って使っています。17mm厚のアルミからCNCで削りました。取りあえず1個だけ。



6月16日
朝作業です。リアブレーキケーブル類の取り付けです。イ ンナケーブルを作り直して取り付け直しました。良い感じです。ストップランプのスイッチはス プリングが弱くてまだ動作していません。


メータパネルのゴムに挟まっているスペーサです。鉄製のものをガレージで作ってきたアルミ製に変えました。


エキパイ側のクランプで す。仮止めします。寸法はピッタリでした。クランプ間を接続するステンレスのステーを作製する必要があります。


トップブリッジのセンタナットのワッシャです。鉄の内径の合っていないものが付いていたので付け替えます。



6月18日
朝作業です。会社の工作室で作ったエキパイクランプの接続用のステーを 仮止めしました。2mm厚のステンレス板で作りました。固定用のボルトはステンレスボタンキャップを使いました。アルミのクランプは角を丸加工した方が良さそうです。ガレージに 持って帰って加工してきます。


裏を黒で塗装したメータパネルを取り付けました。メータ照明用LEDの電源を探した ところ、ライトケースの中にポジション用の電源がありました。ここに接続するとライトスイッチに連動して照明が点くはずです。



6月19日
ブレーキペダルです。アルミのスペーサを入れてワイヤク ランプの取り付けボルトを延長しステッププレートに当てストッパにしました。


ブ リーザホースはステンメッシュが使われています。少し重 々しいので普通のブレードホースに変えるために取り外します。エンジンとオイルタンク間のステンメッシュも交換予定です。



6月20日
昨日取り外したステンメッシュの代わりに普通のブレードホースを 付けました。Y分岐もプラスチック製に交換しておきます。


気になったいた三菱製のマグネトーのカバーを外してみました。コンデンサポイントが見えます。フェルトにオイルを染み込ませてカムを潤滑しています。カムに当る部分はベークライトのようです。充電系が機能するようになればバッテリ点火する予定で す。その場合にはこのマグネトーを廃止し、代わりにクランク角センサを取り付けて電子進角にす る予定で す。


オ ルタネータをキャブとオイルタンクの間に入れてみました。ぎ りぎり入ります。余分なステーを切り取り、オイルタンクの出口を右横に移動すればスペース的 には問題なさそうです。軸間の距離は約170mmになりました。オルタはガレージに持って帰り、余分なステーを削ってみます。



6月21日
SRのキックに変換するアダプタの作製の続きです。qcadで図面を書いて、CNCで切削 しました。20mmまで削ったSUS303ステンレスを1.5mmづつ削ります。採寸ではキックのシャフト径はミリなのか?19mmでした。そのまま19mmで削りました。


ス テンレスなので1.5mmづつと少なく削ったので小さい割に時間がかかりました。約1時間半掛かってます。右はノーマルキックとSRのキックアタプタを並べて写真を撮りました。


こちらは先週仮止めしたエキパイクランプです。角を手動で丸加工後、小さいフレーム側の方だけシールコートでコーティングしました。


先週作製したトマゼリ用クランプです。面取りをして穴あけを行ないました。一緒に写ってい るのは付属していたプレス製のクランプです。


クロノのタコメータ用の外部照明のホルダです。コネクタだけではぐらつくためゴムでホルダを作製しました。ホルダは両面テープでタコメータ本体に接続します。


もう片側のブレーキクランプも削り終わりました。



6月22日
片側のクランプも仕上げてクランプが2つ完成しました。取り付けボルトはキャップボルトの頭 を10度に加工しておきました。


キックアダプタの続きです。旋盤で4ツ爪に固定してキックペダルを接続するシャフトを削ります。右はEクリップの溝加工も終ったところです。


90度ペダルが回転するように接触部を円弧に削ります。ミッション側のシャフトと固定するテーパピンが入る穴加工も終りました。このテーパピンは3/8イン チだと思いますが、9.5mmのドリルで穴を開けました。右は余分な部分を切りとって、サンドブラストを掛けてSRのキックペダルを仮組みしたところです。


カワサキ用のデンソー製オルタネータです。要らなそうな部分を削ります。まずフランジの部分です。オイルシールの溝はフライスで削りました。取り付けステーも 邪魔なためディスクグラインダで切り落します。オルタの固定はフランジの部分をすり割のついたアルミのプレートで固定する予定です。



6月23日
朝作業です。ガレージで作って来た部品を取り付けます。まず、ブレーキのク ランプです。左右とも上手く付きました。右に写っているコンチネンタルミラーのクランプですが、このめっきの質感が悪く次はこれをアルミで作りたいと思います。


次はエキパイクランプです。良さそうなので本締めしました。


キッ クアダプタです。少しヤスリで仕上げてシャフトに入りました。やはり19mmで良かったようです。テーパピンは奥まで入りません。会社で少し削っ てきます。



6月24日
朝作業です。キックペダルのテーパピンを会社のベルトサ ンダで適当に削ってきました。丁度良いようです。アダプタの全長がノーマルより長くなったので、ナイロンナットのナイロン部分が効いてません。Eクリップも固定し、これでSRのキックペダルの 移植完了しました。


こちらはガレージで作ってきた外部照明のゴムのホルダです。両面テープでタコメータ本体に固定しました。まだ配線が残っています。



6月27日
別の用があったので半休し、三鷹の行きつけのバイク屋さんまで自走してタ イヤ交換しました。行きは高速、帰りは下道です。交換し終わったところの写真を撮るのを忘れました。オーリンズのリアショックに入っているバンプラバーがボロボロに なってます。作るか買うかする必要あります。移動ですが、オイルが少し漏れてますが取りあえず行って帰ってこられました。



6月28日
先週余分な所を切り取ったオルタネータです。ガレージに持って来てPOR15で塗装しました。



6月29日
1日乾燥させて仮組みしました。


オルタネータの取り付けプレートを作製します。内径は75mmです。10mmのアルミからCNCで切削しました。フライスのY軸の移動距離は100mmなのでぎりぎりです。


1時間半くらいで削り終わりました。大きいので結構時間がかります。固定ネジの穴あけ後、すり割加工を行ないオルタネータに仮組みします。勘合は丁度良 いようです。このプレートはスペーサを介してコンバータ製のエンジンプレートに固定します。


コ ンチネンタルミ ラークランプの作製です。まず片側。ブ レーキ用クランプと同じ形状で板厚を20mmに変更しました。固定は6mmと8mmのボルト を使う予定です。もう片側のクランプはミラーのステーを固定できるように形状を考えないといけません。