トライトン

メンテナンス&モディファイ その12



2010年
6月12日
先週、ピンを1つ外したロータですが、市販のピンを通販で注文したので、全て外しました。ディスクグラインダでカシメ部を削って分離します。


インナロータは分解したついでに、ブラストして耐熱の赤で再塗装しました。ストーブで焼き付けます。


通販で購入したフローティングピンが来ました。TZR250の90年式で注文しました。早速、組み付けて仮止めします。


クリアスクリーンですが、そのままでは先端部の角度がカウルと合わないため4cmほどディスクグラインダで削りました。


薄いアクリルは割れる恐れがあるため、固定用穴開けは慎重に行います。


6月13日
インナタンクタンクカバーが干渉しています。どの部分が当たっているかネンドで見当をつけます。


ディスクグラインダで当たっているところを削ります。削ったところにアルミ板を溶接しました。ガソリンタンクの切り貼りは残っているガソリンが爆発?するので、注意が必要です。インナタンクはますます容量が減り、大体6.25Lくらいになりました。


ストップランプはナンバ灯がありません。白色LEDを2個追加して、レンズに穴を開けてその代わりに透明アクリルを取り付けました。


加工したインナタンクの調子を見ます。タンクカバーの後ろ側にアルミのステーを追加してタンクカバーが取り付けられることを確認しました。


仮止めのロータを本締めします。ダイアルケージで芯出ししました。



6月19日
バッテリホルダを作製します。アルミのチャンネルは軽量穴開けを行います。その後、ブラストしておきます。


バッテリはミッションのすぐ後ろに取り付けます。ステーはミッションの固定部プレートと共締めします。バッテリの載る部分にはクッションのため板ゴムを敷いておきます。ちょっと左側が長かったです。後で調整します。


フロントフェンダの取り付け金具もブラストをして、フェンダを取り付けました。


6月20日
フロントカウルの固定です。フレームから伸びたメータステーにスペーサを作ってカウルを固定します。メータステーは右側にオフセットしています。


続いてライトの固定です。ライトシェルから固定用のステーを3本伸ばします。


上側はクリアスクリーンと共締めし、下側の2つはカウルのアルミ板に固定します。下側の2つに長穴加工すれば光軸が調整できます。



6月26日
ゼッケンプレート’J’文字入れました。入れる文字が無かったためここを参考にしました(笑)。

リアシートの内側にセヴン用であまっていたアンダーコートを塗りました。


先週、少し長かったバッテリホルダの寸法調整しました。バッテリの固定はタイラップです。


ライトの下側のステーは固定用の長穴を開けてカウル側と固定しました。



メータパネルの固定の作製を開始しました。とりあえず下側のアルミ板にL字金具を取り付けて、フレーム側のステーに溶接する角アルミパイプを切り出しました。この週は土曜日のみ作業しました。



7月3日
メータステー角パイプを溶接しました。メータパネルを仮止めして角度を確認します。

 

メータステーの角パイプは軽量穴あけ加工後、パネルといっしょにブラストをかけます。


メータを固定するワッシャプレートを作製します。ワッシャのネジはM12、P=1.0です。細目タップでネジ切りしました。


メータを仮止めしてハンドルが干渉しないか確認します。


7月4日
メータケーブルを90度曲げるギアボックスを作製します。モノタロウで購入しておいた、マイタギアのセンタを6mmで加工します。


メータ側に刺さる4角のロッドを作製します。インデックステールストックで6mmの真鍮棒を所定の4角に加工します。長さを揃えてギアと組み合わせます。


ギアボックスのフレームL字のアルミチャンネルを2つ溶接して作製します。両端にはフランジ付きのベアリングを組み込みギアのかみ合わせを調整します。タコメータスピードメータともフレーム部完成しました。ロッドの抜け防止と角穴加工は次回です。


ギアボックスの付いた状態で一度メータを仮止めしてケーブルの取り出し角度を確認します。


ギアボックスのケーブル取り出し部のフランジ部の作製です。30mmのアルミ棒からケーブルの取り付けネジ部加工します。細目ダイスでM12m、P=1.0ネジを切り、ケーブルを仮止めして確認します。良好です。続きは次回です。




7月10日
元々付いていたタコメータケーブルは短いので1号車で余っていたケーブルを10cmほど短くして使います。先端のアルミ部は使い回します。以前に作った6角形で再プレスします。



インナケーブルの先端を溶接してばらけないようにします。


ケーブルを万力に挟んで4角形ヤスリで仕上げ、エンジン側の取り出しアダプタに入るようにします。セヴンのクロノメータの増速ギアBOXではインナケーブルを4角形にプレスして失敗しましたが、どうやら、先端を溶接した後、4角形に削るのが正解のようです。


90度変換ギアBOXのロッド部を作ります。6mmの真鍮棒を4.5mmに削り、3.5mmでセンタ加工します。


ロッドの先端は楕円に潰してインナケーブルが丁度入るようにしておきます。ケーブルを固定するフランジ部もネジ止めします。バックラッシュを調整してスムーズに回るように調整します。


短く加工したタコメータケーブルを使ってを仮止めしてみます。長さも丁度、良いようです。


スピードメータ側もロッドフランジ部完成しました。


7月11日
雨が降りそうでしたが、メータの調子を見るために少し試乗しました。まだ、クリアスクリーンが付いてません(笑)。タコメータが2倍くらいを示します。エンジン側の取り出しギアBOXが1/2用なのかもしれません。


ガレージに戻り、エンジンをかけて回転計で調べると2000rpm表示で実際には1200rpmくらいでした。90度変換ギアBOXのギアを1/2かさ歯にすると丁度合いそうです。



7月17日
アルミ製のクラッチプレートをブラストして耐熱赤で塗装し、錆びているの一番外側のプレートは耐熱つや消し黒で塗装しました。ついでにベルトカバー取り付けました。



クリアスクリーンの余分な部分をカウルに合わせて切り揃えました。すっきりしました。


オルタネータ用プーリ式です。


オルタネータのゴムダンパ用プーリのリブを削り、面一に加工します。


小さいプーリは上のオルタネータプーリの外形に合わせてセンタ穴を25.6mmで仕上げました。


ゴムダンパ用プーリ小さいプーリをネジで固定して完成しました。


7月18日
オルタネータは以前に余分なステーを切り落としているので、全体をつや消し黒で塗装しました。


オルタネータの電気部品を戻します。外部にフィールド電流を調整する抵抗を入れるために電極を開いておきます。次回はクラッチ側に大きい方のプーリを加工して取り付ける予定です。