トライトン
メンテナンス&モディファイ その
17
2011年
8月6日
モノタロで購入したリアブレーキ用のピロボールです。正ネジと逆ネジ2個づつです。逆ネジ用タップも購入しておきま
した。
リアブレーキの
ロッドを通す水道管で
す。長さを決めて中央で溶接し
ます。左右で径が1mmくらい平気で違います(笑)。まあ、水道管なので文句は言えませんが、溶接後、フレームに仮止めしてみます。ちょうど良い
よいです。
SRのサイドスタンドです。2号車をお
手本に寸法を決
めます。
切断部を溶接しました。
メインキーでハンドルロックできるようにストッパを溶接します。1号車は
VTR250のメインキーを使っていましたが、そのままではストッパを入れる隙間が無いため2号車からSR用のメインキーを一度外して
ストッパを作っておきます。
キーロックできる
ことを確認して
おきます。1号車用にも購入する必要があります。
8月7日
サイドスタンドの取り付けベースを作製します。フライスで10mm厚のS45Cの
を8mm厚まで削ります。
サイドスタンドが入ることを確認します。その後、お手本を参考にディスクグラインダで削りました。
スプリングのフックを作製し、穴あけ加工後、その後、溶接します。
フレームに仮止めします。
8月8日
リアブレーキのロッドを通すテフロンコーティングのブッシュがモノタロから届きました。内径は14mmです。
15mmのステンレス棒を加工して両サイド
を14mmにします。ブッシュを入れてロッドを通してみます。良好です。
三又です。SR用のネジ固定式のハンドルストッパが付いていたので、溶接しまし
た。
フロントフォークのキャリパ取り付け部は
必要ないので削り落としま
す。
エンジン固定プレートにCNCで軽量加工の穴あけを行いました。
まずは前側から、2箇所穴あけをしました。
続いて後ろ側のエンジン・ミッション固定プレートで
す。3箇所穴あ
けを行います。
8月10日
フレームにサンドブラストを行います。はじ
めにスイングアームとサイドスタンドです。
続いてフレームです。シートを敷いてガ
レージ裏でサンドブラストしました。
表面処理剤(リン酸)をはけ塗りします。乾燥後、腐食の目立つ部分をポリパテで埋めておきます。
8月11日
ガレージ裏でPORのシルバーをハケ塗り、その後黒をガン吹きしました。
リアブレーキのアームの作製です。シフト用と同形状で厚さを12.7mmに厚くしてCNCで切削しました。
8月13日
リアブレーキペダルの改造です。ピロボールを取り付けるプレートを作り直して、少し前に移動しました。
8月14日
こちらは2号車です。テンショナが緩んでも落ちないようにワイヤリングをしておきます。右はオイル漏れが多くなってきたクランクケース下のフィルタ部です。固定ネジに付いている0リングを新品に交換しました。
8月15日
こちらはバッテリケースを保持するL字金具です。32mmのフレームの逃げ部分のみCNCで削っておきます。
リアブレーキの逆ネジのナットを作製します。
12mmのA2017棒を6角に削った後、逆タップでネジ切りします。対面は10mmに仕上げます。
完成したアルミ逆ネジナットです。2つ作製しました。
リアフレームの逃げ加工をしたバッテリケースのL字金具を手動で削りました。
オルタネータの電流制限抵抗ですが、瀬戸物の絶縁ブッシュが割れてしまったためテフロンで作製しなおしました。タンク下にあった取り付けステーはフレームから削ってしまったため、オイルタンクの前上部に取り付け金具を溶接しておきます。
8月16日
スイングアームをフレームに戻します。きついためパンタジャッキでフレームを広げながら入れます。広げないと塗装が剥げます。続いて
三又、フロント
フォークを仮止めします。
リアショックとホイールを取り付けます。暑いため日陰を探して作業します(笑)。
ハンドルとブレーキケーブルを取り付け、ドラム部にトルクロッドを取り付けます。
リアのブレーキロッドの位置をアルミ棒で確認します。左側のロッドにアームを固定します。
右側もブレーキペダルとの位置を確認してアームを固定し
ました。
バッテリケースの保持金具を仮止めして形状を確認しておきます。
8月20日
リアドラムと左側アームを結ぶロッドを作製します。ブレーキ側は6mmの長ネジです。アーム側はピロボール。ストッパはテフロンの偏心円盤を
フレームに当てるようにしました。
右側です。ペダルとアーム間をピロボールのロッドで接続します。片側は左ネジピロです。
ストップランプスイッチは以前のステーを改造して取り付けました。ロッドとスイッチはバネで接続します。
リアフェンダを取り付けます。振動でひびが入るので、ゴムを挟んでナイロンナットを使って緩くネジ
止めします。
クランクケースのオイルフィルタブロックからオイル漏れを補修した2号車ですが、近所を一回りしました。結果は来週確認できます。スマートフォン画像なので縦を480にすると横が長くなります。
8月21日
1号車のエンジンはスペアエンジンに載せ替え予定です。スペアエンジンのスプロケットを取り外します。1−1/16のナットでインパクトで直ぐ外れました。右は1号車のエンジンとスペアエンジンのナットです。対面は1−1/16ですがネジ径が異なります。
1号車のベルトプーリです。裏側が少し削れてます。右はオイルシールを外したところです。プーリの奥行きの位置決めするリングが入っています。ペンチでは抜けませんでした。
1号車のリングが抜けないためスペアエンジン用に位置決めリングを作製します。
40mmの鉄の丸棒から削ります。センタ穴加工後、中繰りを行います。右は外形加工をした後で突っ切っているところです。
位置決めリングが完成しました。
早速、位置決めリングを入れてみます。ちょっと緩いかもしれません。
プーリを装着してみます。ネジ部が短くてナットが掛かりません。
ナットがかかるようにあたり面を旋盤で削ります。外形は1−1/16のソケットが入るように削りました。
ナットが面一になりました。ちょうど良かったです。
8月27日
プーリの固定用ナットはワイヤリングができるようにフライスで2mmの穴を開けておきます。
オークションで購入したSRのメインキーが届きました。取り付け部が少し欠けています。
欠けている所をフライスで削り落として綺麗にしてから取り付けました。
8月28日
2号車のオイル漏れですが、クランクケースの下からはほとんど漏れなくなりました。隣町まで一回りしました。
スペアエンジンのカムタペットカバーですが、本来3つある1/4のインチのスタッドの取り付けネジ穴のうち中央以外は貫通しています(黄色円)。なので
スタッドボルトは使えません。現状は中央の1本のみネジ止めされています。狭いので通常の6角ボルトが必要です。
スペアエンジンに付いていたインマニ取り付けボルトは長いので頭を削ります。ボルトは区分12.9の黒染めで削りにくいです。
削ると鉄の地が出
るのでガンブルーで黒染めしておきます。錆びないように水洗い後、オイルを塗っておきます。
ナット頭を削ったボルトで1号車のインマニをスペアエンジンに取り付けます。
スペアエンジンのタイミングギアです。カム角の微調整ができるギアが組み込まれています。一度ナットを外して半月キーの位置を確認しなます。基本のタイミング位置にマークを付けておきます。カムシャフトについているギアの固定ナットは逆ネジ
なので取り外しの時は注意が必要です。
9月3日
貫通しているためスタッドボルトが使えないタペットカバーの取り付けネジです。
1/4インチのキャップボルトを
加工して取り付けました。ショートレンチでもインマニを外さないと掛かりませんが、専用に短いレンチをつくってもいいかもしれません。
スペアエンジンのギアカバーはひび割れしています。裏側からエポキシ系?の接着剤で固めてあります。
ついでなので直し
ておきます。エアリュータで一度、溝を入れます。その後、脱脂してからTIGで溶接します。脱脂しても隙間にオイル分があるためなかなかきれいに溶接できません。
溶接後はひたすらきれいになるまで磨きます。少しピンホールができていますが、まあまあです。
エンジンにギアカバーを戻して修正完了しました。
9月4日
スペアエンジンを1号車のフレームに載せます。レーシングスタンドでフレームを水平にしてエンジンの下に古い毛布の切れ端を置いておきます。手でエンジンを持ち上げてフレームの上に載せます。その後ロープを使って
チェーンブロックで吊り下げます。
前側のエンジン固定用のプレートです。形が微妙に合わないのでベルトサンダで修正して取り付けます。取り合えずロープで吊ったまま、前側を固定します。
その後、後側のプレートを取り付けてミッションも仮取り付けします。
ミッションの後ろにはバッテリが載ります。途中まで作製したあったL字金具
を使い、底板と2mmのゴムシートをはさんでダミーバッテリを載せてみます。ダミーバッテリはガレージのPC用のUPSの交換したバッテリです。サイズが同じです。丁度良いようです。
9月11日
2号車の前タイヤはパンクしているようです。バルブ付近で泡が出ます。
1号車です。エンジンを載せても前が上がっているので面一だったフロントフォークの突き出し量を20mmほど突き出せました。
オイルタンクとキャブレターを仮止めします。アマルのキャブはかなり外側に広がって取り付きます。
バッテリ台はサンドブラストしてから取り付けました。
ミッションにクラッチを取り付けます。ボブニュービーのクラッチは取り
付ける時にローラを組み込まなくてもいいので直ぐに取り付けられます。前のプーリに掛かっているのはオルタネータ用のベルトです。
マグネトーのカバーをガラスで作製中です。ガラス切りとダイアモンドホイールを付けたディスクグラインダで外形加工を行いました。穴開けは1箇所のみ終了。割れないように慎重に行う必要があります。今週は日曜日のみの作業でした。