トライトン
メンテナンス&モディファイ その22
2013年
8月3日
先週の続きです。ミシンベルト用のプーリを作製します。12.7mm厚のアルミ板からオルタネータ側のプーリをCNCで削り出します。内径は20mmで小さくなってます。
2号車からオルタネータ用のプーリを取り外しました。右がオルタネータのスプラインに嵌るベースです。
外側を挟んで内径を切削し、スプラインベースに取り付けてから、スプラインベースを挟んでベルトの嵌る40度の溝を切削します。30度のチップを使い左右に5度づつ傾けて少しづつ切削して40度の溝を削ります。右はミシンベルトを合わせたところ。
8月4日
つづいてクラッチハウジング側のプーリです。初めにCNCで内穴を開けます。その後、簡易コンタで周囲を切り落とします。
旋盤に取り付けて外周を切削します。プーリのベースができました。次回、40度の溝を切削します。
8月11日
夏休みに入りましたがガレージ内は連日40℃近く(10日は44℃)、朝か5時以降でないと作業できません。先週からの続きです。クラッチ側のプーリにベルト用の溝を入れます。初めにチップそのままの30度で削り、その後、刃物台を左右に5度傾けて40度の溝を削ります。
とりあえず、外周とベルトが面一になる深さまで削り、仮止めしてみます。ベルトの長さはタイミングベルトと同じ560mmで、プーリの外形もタイミングベルトを真似して作製しましたが、溝が浅くて軸間が短いです。少し溝を深くします。
溝を深くして、固定用の穴あけ加工を行いました。インデックス盤で90度でマークを付けます。穴あけとキャップボルトの沈め加工はボール盤で行いました。
プーリをクラッチハウジングに仮止めしてみます。
8月12日
オルタネータの固定プレートの固定穴はテンションが調整できるように長穴加工します。
プーリとクラッチハウジングの間に入れるスペーサを作製します。前のプーリを削り、約4mm厚のスペーサに加工しました。
作製したスペーサを挟んでプーリを仮止めします。
奥行き方向の寸法を確認します。プーリとチェーンの隙間が少ないです。右は軸間方向です。丁度良くなりました。
8月13日
プーリのチェーン側を1.5mmほど削りました。
プーリを取り付けたクラッチハウジングを仮止めしてみます。2号車はノーマルのクラッチハウジングをタイミングベルト用に改造しているため、ノーマルのローラベアリングを使うので組み立てに時間が掛かります。自作のクラッチ回り止めを使ってセンタナットを締め付けます。
Vベルト版のオルタネータ駆動作製完了です。
8月14日
2号車のエンジンをかけるのは久しぶりです。直ぐ掛かりましたが、シングル状態です。プラグをサンドブラストします。
バッテリは完全に上がっているようなので充電します。3時間程充電しましたが、充電電流がまったく流れません。確認のためバッテリを取り外すと、ケースが割れてました。幸いゲルバッテリなので液漏れは殆どなく、アルミ製のバッテリホルダは無事でした。
1号車のバッテリを外して取り付け、試走路で試走します。ベルトの動きを見るためにエンジンの回転を上げていると、部品が落ちました(笑)。初めエンジンの部品かと思いましたが、ミッションのクアドラントのシャフトと押さえプラグでした。試走路で良かったです(笑)。
8月15日
クアドラントのシャフトはシフトべダルを少し動かしながら入れるとそのまま入りました。カバーを分解しなくて入って良かったです。押さえプラグのOリングを新品に変えて圧入しておきました。Oリングが劣化するとまた抜けそうです。
日が落ちてから、隣町まで再度、試走しました。
8月17日
2号車のエンジンオイル交換しました。
近所を一回り、タンクカバーを固定しているチタン製のボタンキャップボルトが脱落してました。もったいなかったです。
1号車につづいて、2号車にもリアカウルの下に、1号車と同じ廃品を利用して車検証入れを取り付けました。
8月24日
天気が曇りなので気温が低く、先週より過し易いです。パイパークロスのスポンジ式が比較的早くダメになるので、モノタロウで取り付け内径が54mmのキジマ製のパワーフィルタ購入しました。乱流がなるべく起こらないように、ゴム製の接続部のエッジを45度で落としました。
CRキャブのファンネルの外形は58mmくらいあり、そのままでは入りません。カール部の先端を2mmほど削って取り付けました。
試走路で試走しました。良好です。
8月24日
Vベルトのテンショナが外側により過ぎなのでスペーサを作成します。3mmを1.5mmに変更しました。早速、取り付けてみます。丁度良くなりました。
シフトペダルの位置が上なので、ミッションのロッドを少し切って調整しました。隣町まで一回りしました。
12月22日
乗りおさめです。前回は8月でした(笑)。フロートのガソリンを抜いて、プラグをワイヤブラシで磨いてエンジン良好でした。隣町のコンビニまで行ってきました。
2016年
5月2日
連休です。前回は2013年の暮れでした(笑)。2年半くらい間が開いたでしょうか?1198はアパートへ乗って帰ってしまったので、トライトンを整備します。取りあえず、タンクを外して〜
キャブレータのクリーニング。ジェットを外して、細い電線をよって詰まっていないことを確認します。
試走路で試走しました。写真を撮るためにアイドリングしていると数分で調子が悪くなりました。
FIAT500と並べて黄色を比べてみます。写真だとあまりわからないですが、FIAT500の黄色はくすんだ黄色です。
オイルも滲んでます。左側のエキゾーストのヘッドのシャフトのシールからみたいです。
以前に、プラスチックのファンネルのカール部を少し削って、少し強引に入れていたので、フィルターのゴム部にひび割れが発生してました。
調子が悪いのは左側がカブっているからで、数MΩになって導通していました。サンドブラストで煤を取って再取付しました。
5月3日
近所のスーパまで買い物。取りあえず。問題ないです。
5月4日
近所を試走した後にプラグを外してみました。ちょっと黒いけど、絶縁は保てています。
上向きのヘッドライトが点かないです。パッシングは良好。スイッチを点検しましたが、問題ないです。ハーネスを抜き差しして復活しました。
アクセルを戻した時にリターンスプリングがアクセルワイヤーの抵抗に負けて、戻りが悪いのでリターンスプリングを追加しました。ガレージ有った適当なスプリングなので少し戻りが強いです。
5月5日
近所のホームセンタまで行こうと思ったのですが、ジェネレータのミシン用ベルトが切れかけていました。
予備があるので、早速、交換します。クラッチハウジングを外して、ベルトを通して、再取付します。ノーマルのハウジングを使って乾式化しているので、ローラベアリングの取り付けが面倒です。ベルトが新しくなりました。トリップメータからすると、耐久性は550kmくらいみたいです(笑)。
5月14日
ホームセンタで線径の細いスプリングを買ってきました。
早速、スプリングを装着して、試走しました。
ちょっと戻りが弱いのでスプリングを短く調整。
丁度、良くなりました。
6月4日
近所のスーパへ買い物の帰りにガレージの近くの空き地で撮影。いまの所、調子が良いです。