XYZテーブルを3Dプリンタに改造する

第5回目

昔、もらったCNC-XYZテーブルを3Dプリンタに

改造していきます。




2014年
8月9日
モノタロウで購入したテフロンチューブです。内径0.5mmヒートブロックのサーミスタ絶縁用です。



LCD/SDカードボードをアルミケースに入れました。後で気づきましたが、WEB上にこのケース一式のSTLデータがありました。


20mmの立方体を作ってみます。以前に作ったのは間違えて、20x20x22でした(笑)。


8月10日
ヒートブロック部のサーミスタのテフロンチューブが短くて、いまいちだったので上で購入したテフロンチューブ絶縁をやり直しました。


ヒートベッドの配線にコネクタを入れました。コネクタが無いとヒートベッドが単体で外れません。



8月12日
WEBのここの、ねこ(細身)を作製。手の部分の1層がちゃん本体に付かず分離しています。


8月13日
ねこの他、サイコロ、5mmの寸法確認用立体これ)、ハニカムのインフィル容量の可変など、いろいろと作製中です。


5mmの寸法確認用立体です。230℃だと一番上の5mm角の部分が溶けて形が崩れてます。右は200℃で作製。だいぶ良くなります。積層の表面も200℃のほうが滑らかなようです。ベース部だけ230℃でそれ以降200℃にする設定が良さそう。


Z軸のキャリブレーション中、誤ってヒートベッドのガラス割れました(泣)。3度目の作製して復活。


8月14日
細ねこのがうまくいかないので、いろいろと調整してうまくいくようになりました。


HeeksCADで図面を作成〜


上記の小物を作製。図面の内径4.5mmですが、3Dプリンタで作製すると、内側は少し細く出来上がりますのてドリルでもみます。


4個を一度に作製。


作製したのはホームセンタで購入してきたラックのキャップです。高さが高いので足を切断しました。ラックは蛇腹を跨ぐので、いろいろと物が置けるようになります。


おなじみのF86も作製。スライサの種類や設定で出来が変わります。いろいろ実験中です。


8月16日
前 回、スタンドアロンでSDカードがらの印刷終了後にリセットと起動を繰り返していた件ですが、MEGA上で12Vから5Vをつくるのではなく、電源ユ ニットの5VSB(スタンバイ)をRAMPSのVCCに接続すると現象が出なくなります。この時はMEGA上のD1を外します。


8月17日
制御基板をケースに入れるとヒータとFANのLEDが見えなくなります。代わりにY軸にLEDを2つ増設しました。緑がFANで赤がヒータです。固定しているアルミのL字チャンネルは配線のステーも兼ねています。


この連休に作製した物。他にもテストでいろいろと作りました。一番時間がかかったのはOpenSCADで作った20mmの6角ボルト、ナットで3時間2時間くらいです。右はLCD/SDボードのロータリエンコーダのつまみ3個です。移動速度と加速度を変えて実験中です。


ケースの左の電源スイッチを廃止して、リセットボタンに変更しました。制御ボードの5V電源を5VSB(スタンバイ)に変更したので、MEGAのPS_ON信号を電源のPS_ONに接続し、AC電源を投入するとPS_ONはLOWなので、12Vの電源が入り、印刷データの終わりにM81を入れておけば、12Vを切ることができます。追加でモータOFF、2つのヒータのOFFも入れておけば、終了後にかなり省電力にできます。その後、リセットボタンを押すと再起動して12Vの電源も入ります。



8月23日
WEBのこの太ネコを作製。


スライサの設定はいろいろのパラメータがあり、まだ全部がつかめてません。左はSlic3r。右はKISSlicer。KISSlicerの方は1層目が厚いです。その他、表面のディテールも違います。


先週、つまみだけ作製したLCD/SDボードのケースを作製します。初めにボトムケース。ファイルはこれ


底面の内のハニカムのところ。右は完成したところ。時間は3時間10分くらい。


ベッドから取り外してみます。裏側から。


内側です。右は拡大したところ。ぽつぽつとはみ出しが見られてます。


8月24日
続いてトップケース。印刷しはじめたところ。


いきなり完成。写真撮り忘れ(笑)。こちらも時間は3時間くらいトップケース完成。


仮組みしてみます。ボードの固定ネジ穴は2.9mm位になっていますので、3.5mmのドリルを通しました。ぴったりはまりました。


続いてトップケースを被せます。こちらもぴったりはまります。


続いてKILLボタンを作製。これはそのままでははまりません。厚みも厚いようで、ケースに入れると、タクトボタンが押されっぱなしになります。各所をヤスリで仕上げました(笑)。


先週の連休で速度を変えて3個も作ったつまみですが、アパートから持ってくるのを忘れました。1個追加で作製しました。つまみの内径も小さくできますので、電動リュータで調整しました。


部品がすべて揃いましたので、組み立てます。右は完成して通電したところ。SDカードの穴も丁度いいです。



8月26日
太っちょネコの表面のディテールですが、元々のデータでは細かい凹凸があります。


KISSlicerでスライスすると凹凸が出ています。また、上記の1層目の積層厚は”Bed Roughness”というパラメータで可変できるようです。次回、実験してみます。


Slic3rでスライスしたものは凹凸がなくれいです。これらの違いがパラメータで設定できるのか探してみます。