バーキンの再生
その4
2026年
7月16日
クロノもどきのZ80のタコメータユニットを調べます。下はスカットル内のタコメータユニットです。Z80と8255が1個、8254が2個使いです。このころZ80用のCTCは使わず、もっぱら8254を使っていました。UVEPROMには09年の日付があります。

センタトンネルにあるメータユニットの各設定スイッチです。ITEMとVALは16ポジションのロータリスイッチを使っています。

メータユニットのソースコードを開いてみます。日付が98年になってます。ROMより古いソースコードかもしれません。停止回数、停止時間、右回転速度、左回転速度の4つのパラメータでクロノメトリックの
動作を真似しています。ソースをみるとSRAMが電池でバックアップできるようです。コンパイラはLSIC−80です。

ソースコードに簡単な設定の説明がありました。これを元にスイッチ説明を作成しました。
<スイッチの機能>
・MAXスイッチ:最高回転数を表示
・WRスイッチ:設定を書き込む
・SETスイッチ:動作モードの切り替え、通常モード/設定モード
・+/−スイッチ:シフトライトの設定用スイッチ
・ITEMロータリスイッチ:0〜9、15
(10〜14の割り当ては無し)
(以下は+/−スイッチを使用、タコメータが設定値へ動く)
0:赤シフトライト点灯回転数設定
1:青シフトライト点灯回転数設定
(以下はVALロータリスイッチを使用、タコメータは500rpm単位で動く)
2:タコメータ停止回数
3:タコメータ停止時間
4:タコメータ右回転タコ速度
5:タコメータ左回転タコ速度 (2〜5のパラメータでクロノメトリックの
動作を真似)
6:クロノパラメータをプリセット番号[VAL]にSAVE (現在の設定を指定したプリセットに書き込む)
7:プリセット番号[VAL]のクロノパラメータをLOAD (指定したプリセットを読み出す)
8:点火時期マップ (使途不明、将来実装しようとしていた?)
9:ライト減光時間 (アイドリングが指定時間続くと、ヘッドライトを減光する)
15:各種テスト
0:リセットベクタへ飛ぶ
1:グローバル変数を初期化する
2:タコメータをテスト (オープニングデモ)
3:青シフトライト点滅
4:赤シフトライト点滅
5:青赤シフトライト消灯
・VALロータリスイッチ:0〜15 (ITEM2〜9、15の値設定用)

タコメータユニットを分解してみます。市販のZ80のトレーニングボードの16真キーボードを取って、CPU側を使っています。使途不明の白ケーブルは外部リセット信号でした。回転数パルスはエンジンエミュレータ側にトランジスタがあり、12V系で受けています。点火コイルのドライブ信号を12V系に変換する整形回路を作製すれば接続できそうです。ドライブ信号は自己誘導によって2〜300V位の高圧パルスが出ています。

バックアップは電池ホルダだけで電池はありませんでした。追加されているスイッチは手が届きやすいように追加したリセットスイッチです。

7月17日
キャブレタに戻していきます。インマニにOリングを嵌めたインシュレータを取り付けました。

前側のウェーバを付けたところで、スロットルケーブルのステーが合わないことが判明しました。4連スロットル用に作り直してあります。少し延長して位置を調整する必要があります。

後ろ側のウェーバに付くスロットルケーブルのジョイントも無いです。

ジョイントはアルミ棒から旋盤で再作しました。小さい部品なので、紛失したみたいです。

早速、取り付けてみます。いいようです。

7月18日
アクセルワイヤの延長ステーをアルミ板で作製しました。

後ろ側のウェーバ取り付けて、アクセルワイヤとリターンスプリングを取り付けました。

チョークケーブルを取り付けました。

続いて、
燃料ホースも取り付けます。

ミツバの電磁ポンプにバッテリを接続して燃料漏れが無いか確認します。初めポンプは早く動き、その後フロートがいっぱいになるとゆっくり動きます。漏れは無く、いいようです。

後ろのエアフィルタ内に赤枠のようにプローバイを接続します。

インジェクションではコレクタタンクから戻り用ホースが必要でしたが、キャブレタでは必要ないです。ゴミが入らにようにブラインドキャップを付けおきました。低圧の電線ポンプはウェーバに直接接続できます。

7月19日
下はスカットル内の自作のFET点火ユニットとオリジナルの点火ユニットのコネクタです。FET点火ユニットのコネクタはオリジナルに準じて作ってあります。コネクタは250型の4極と2極のコネクタです。ダイレクトイグニッションで動作していたので、FET点火ユニットは未使用です。

下はオートジャンブルの配線図です。赤枠内がデスビ/点火ユニット/点火コイルです。これを参考に配線し直します。

残っている点火系の配線を確認します。Aはタコメータユニットのコネクタ、Bが点火ユニットのコネクタです。デスビからの点火パルスは未接続です。エンジン
エミュレータからのタコメータ駆動パルスが分岐ケーブルを介してタコメータユニットと点火ユニットに接続されているようです。基本的にはデスビからの点火パルスをFET点火ユニットに接続するとエンジンがかかると思います。

下は電源系の配線です。赤が点火ユニット用電源、白がスタータリレーからのクランキング信号、緑/黄はオリジナルのタコメータ用の点火ドライブ信号です。FET点火ユニットでエンジンがかかれば、次にタコメータユニットを動作させます。上の配線を見るとデスビからの点火パルスでもタコメータユニットが動作するのではと思います。

7月20日
スカットルの前にあるヒューズも整理します。使わないセミオートマ、ECUはのヒューズは外しました。新しく緑枠を点火ユニット/タコメータユニットのヒューズとして流用します。接続元は電磁ポンプと同じIG電源です。

デスビからの点火パルスを点火ユニットのコネクタに接続しました。緑枠のところでヒューズからの電源を点火ユニットとタコメータユニットに分岐しました。今回は赤枠のクランキング信号とオリジナルのタコメータ用の点火ドライブ信号は使いません。

FET点火ユニットの動作確認のため、一旦スカットルから外してコネクタに接続しました。

プラグを外して、クランキングしてみます。火花を確認しました。クリックすると短い動画をダウンロードします。

7月21日
ウェーバとFET点火ユニットでエンジンかけてみました。直ぐかかりました。温まっていないので、アイドリングが低いです。後は進角とタコメータユニットの確認が必要です。クリックすると短い動画をダウンロードします。

エンジンがかかると、ガレージ内の一酸化炭素警報器が鳴りました。排ガスはガレージ外に強制排気した方がいいです。クリックすると短い動画をダウンロードします。

7月22日
10時の時点で37℃です。午後になると40℃を超えます。

タコメータユニットの動作確認をします。スカットル内で配線するコネクタは赤枠の設定コンソール、ステッピングモータのタコメータ本体、シフトライト用の3本です。

ウォータータンクの下にかい物をするとスカットルと干渉しないようにできます。

スカットルの右側に隙間を作って3個のコネクタをメータユニットと接続します。これがけっこう大変です。

その後、スカットルを仮止めします。

スカットルの外側のコネクタも接続しました。コネクタには名前が付いているので、すぐに接続できます。

エンジンをかけて、クロノもどきタコメータが動作することを確認しました。タコメータはデスビの点火信号を使って、動作良好です。クリックすると短い動画をダウンロードします。

タイミングライトを使ってアイドリングの進角を12度に調整しました。その後、デスビを固定しました。


インジェクタのデリバリと干渉して付けられなかった、DIYのカーボンで作ったペダルボックスカバーを戻しました。
7月23日
スカットルを固定して、バックミラーも取り付けました。余分についているのはシフトライトだけになり、スッキリしました。

助手席に鎮座していたECUとエンジンエミュレータも外します。

残ったケーブルは助手席を外して裏にまとめておきます。


赤枠は全バラレストアの時に溶接し直したシートの取り付け部です。元々はフレームの厚み分前側が上がっていました。なので、オリジナルのバーキンより、座面が下がっています。

シンクロメータで前後の同調とりました

7月24日
車検を取る予定です。ヘッドライト周辺を調べます。オートジャンブルの25号でハーネスの色を確認しておきます。

フロントノーズコーンを外して、ヘッドライトのコネクタを確認します。コネクタは250型の真鍮製のコンタクトです。接点グリスを塗って接触を良くしておきます。


検査中に作動すると困るので自動減光ユニット(アイドリングが一定時間続くと、ヘッドライトの光量を減光する)をスキップします。赤枠の配線で減光ユニットをスキップしました。手前の黒いボックスが減光ユニットです。これはタコメータユニットからの信号でPMOSFETをPWM動作させます。

