TK80/BSの

フロッピ、シンセシステムを復活させたい〜

その8

フロッピエミュレータ
(HxC Floppy Emulator)を接続してみる〜
2017年
2月25日
友人Sと一緒にフロッピエミュレータをebayで購入しました。


PC用の34ピンのフロッピケーブルです。撚り無し1ドライブ用です。


FD−1165Aの50ピンから34ピンのフロッピに変換するユニバーサルボードです。


フロッピエミュレータのコンフィギュレーションファイルを作成します。


RAWファイルの設定をします。8インチ片面単密のパラメータを入れます。


2月26日
変換ユニバーサルボードの配線が完了。作成したRAWファイルコンフィギュレーションSDカードにコピーします。ドライブ1の代わりに、早速、取り付けてみますが、シークエラーでまったく読めません。シーク自体はパネルのLCDにトラックが表示されて、正常動作していますが、アドレスマークが見つからないようです。インデックスパルスをオシロで測ると、本来は360rpmのはずですが、300rpmより遅いタイミングです。RAWファイルで360rpmを指定しているのに良く分かりません。


本体が正常に動作するか、PCに取り付けてみます。1.44Mバイトの2HDのDOSフロッピを作成します。本物のフロッピはcommand.comが無いですがブートします。


付属のツールで上のフロッピをダンプしてイメージを作り、SDカードにコピー。ん〜ブートしません。


3月1日
いろいろ調べているとこんな質問があってFM(単密)の時は500Kbpsにするようです。
分かりにくいです。ビットレートを500KにしてRAWファイルを作ります。


ディスクアナライザで見てみます。インデックスパルスの間隔が360rpmになってます。アパートにはモノが無いので週末に動作確認します。



3月4日
フロッピエミュレータの続きです。早速、500kbpsでRAWファイルを作って確認します。読めるようになりました。良かった〜ファイルの作成時にフォーマット値を46にしているので、全てのデータが0x2e(.)になります。これはμ−dosの初期値です。


続 いて、書き込みテスト。BASICと機械語のフォーマットプログラムでフォーマットします。アドレスマークなどの制御データと共に全データを 0x2eで書き込みます。フォーマット後に確認すると0x2になっていない所があります。これは異常です。ライト信号のレベルタイミングも確認しましたが、問 題無さそうです。


SDカードを2Gから、手持ちの1Gの物に変えてみます。


1GのSDカードでは書き込み良好です。本物のフロッピからディスクコピープログラムで丸々コピーしてから、コンペアして一致しています。2G品は壊れてたのかも知れません。


近所のホームセンタで8G品を購入して来ました。こちらも問題なく、リード/ライトできました。何枚フロッピが入るか計算してみます。片面単密度のRAWファイルのサイズは約3.1Mバイトです。8x1024/3.1=2642ということで、2600枚以上入ります。


3月5日
動作が良好なので、ドライブ1の代わりに筐体組み込みます。フロントパネルを作りました。


水性の缶スプレーで塗装。木に直接スプレーしているので、木目が消えません。


3.5インチフロッピの取り付け枠をパネルに固定して、これにフロッピエミュレータを固定。パネルはL字アルミで筐体に取り付け。変換ボード両面テープで固定しておきます。


組み込み完了。フロッピエミュレータは現在片面仕様です。μ−dosのサイド1B面的な使い方なので、LCDの表示桁数が少ないエミュレータではサイド0/1のディスク名を表示すると混乱しそうです。


テレタイプも調子が良いので、シンセサイザの右側移動しました。


テレタイプで使うロール紙をヤフオクで購入しました。送料込みで2500円でした。88cmx150mのサイズです。テレタイプ用紙(幅21.5cm)も購入できますが、6ロールで8000円くらいします。取り回しが悪いので、とりあえず、半分切断。簡易コンタには太くて入らないので、普通ののこぎりで切断。15分くらいで切断できました。ここから2ロールにきれいに巻き取る方法を考え中です。



色々とフロッピエミュレータを使っていると本物のフロッピより、書き込み遅いです。リードは同じ速度で動作をします。ディスクコピープログラムでは2倍くらい遅い感じがします。動画を撮ってみました。0x70セクタ分(約14Kバイト)のライト動作。まずは本物。中央のLEDはライト動作で点灯します。


本物のフロッピの書き込み時間約1.4秒


エミュレータの動画



フロッピエミュレータの書き込み時間。約3.4秒


読み込みは本物、エミュレータで違いは感じられず、インターリーブ1で間に合っているというこになります。書き込みは間に合ってないのかと思って、インターリーブ2にして動画を撮りました。単に遅くなるだけでした。次回もう少し調べてみます。


フロッピエミュレータに掛かりきりでしたが、こちらはアパートから持ってきたユニバーサルカウンタ。秋月のキットだと思いますが、基板はユニバーサルボードです。インターシールのカウンタ用のチップを使っていて、ずいぶんと昔に作ったもの。シンセのチューニング用に持ってきました。



3月11日
モノタロウで購入した24Vの静音ファンです。早速取り付け。ファンの音は半分くらいになりました。


フロッピエミュレータを両面仕様に変更します。34ピンのフロッピインターフェースは両面メディア検出信号は有りません。セレクト信号をオープンコレクタで両面メディア検出として戻します。変換基板にセレクト信号の切り替えショートピン74LS16を追加しました。TTLの電源は元の8インチフロッピの電源コネクタから分配します。


両面のRAWファイルを作って動作テストを行います。サイド切替コマンドでサイド1が選択され、正常動作しました。


先週の続きです。フロッピエミュレータの書き込みが遅いことが判明したので、FDC回りの信号をロジアナで測定してみました。上からライデータ、ライトゲート、VFOSYNC、リードクロック、リードデータ、IRQ、DRQです。本物のリード動作です。2セクタを連続読み出しします。約10mSec。


こちらはエミュレータリード動作です。本物と同じタイミングです。


続いて、本物のライト動作です。2セクタを連続書き込みします。当然、本物はリードと同じように10mSecほどで書き込みが終了します。


エミュレータ書き込みです。1個目のセクタのライトの後で2個目のセクタのアドレスマーク(赤枠)が出てくるまでに大分時間がかかっています。これはSDカード書き込みを行っている時間と思われます。2セクタの書き込み時間は約29mSecです。


3月12日
こちらは先週半分にしたテレタイプのロールペーパの続きです。ホームセンタでロールのになりそうなキャスターストッパを購入してきました。ロール紙の芯の内径は75mmです。


キャスターストッパの外形を75mmにして、25mm中穴を開けて固定します。


こちらは巻き取り側です。外形35mmの水道管です。右側から用紙の幅の21.5cmの所で切断します。


キャスターストッパを入れたロール紙の芯にワイヤラックポールを挿して、ワイヤラック棚板を分解したポールの保持部を接続します。


久しぶりのシンセサイザのパネル加工の続きです。レーザをOFFした後に”G04 P150”の待ち時間を入れました。


余分な加工部分は無くなりました。


原点合せ軸を天板にレーザで直接加工します。天板の葉面はアルマイト処理です。原点からXYとも100mmで線を引きます。


インスタントレタリングを剥がしたVCOの古い塗装にテストします。上で作った原点軸に合わせてパネルを両面テープで固定し、刻印します。図形の位置の微調整が必要ですが、うまく刻印できてます。




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