1198SPのメンテナンス&モディファイ
その1
2015年
11月13日
1198SPの中古を購入しました。走行距離15000km。配送が遅れてバイク屋さんに1198SPが到着したのが夜の9時過ぎ、天気予報では晴れだったんですが、7時くらいから雨が降りはじめ、雨の中アパートまで帰りました。なので納車の時の写真ありません(笑)。
11月15日
土日は雨の予報だったので金曜の夜に車でガレージに来ました。前日の土曜日にネット通販で購入した物がガレージに届きました。片持ち用のリアスタンド。シャフトは購入せず、後で作ります。
引き取りの時にチェーンが伸びているのが分かったので、プロアーム用のフックレンチを購入。売主からの情報でオーリンズのフロントもオイルが滲んでいるとのことで、ピンレンチも購入。
カバー。これはアパート近所の2輪用品販売店で購入。
AGVのヘルメット。これはヤフオク。
天気予報が日曜の午後から曇りに変わり、午後一でガレージから、フックレンチを持ってアパートへ帰りました。早速、後付けパーツを確認していきます。
カーボンキーガード、定番です。
スリップオンのテルミ(斜めのタイプ)とECU。純正のサイレンサとECUは付属しています。これが無いと、次の車検の時困ります。
カーボンリアフェンダ。これも必須品。
STMのクラッチリリースとフレームキャップ。
カーボンヒートガード。
STMのクラッチ/ブレーキ用マスターカップ。写真ピンボケ。メータにピントが合ってました。
同じくSTMのリアブレーキマスターカップ。
モトコルセのチタンラジエータガード。
アエラの内圧コントロールバルブ。
ETC。シートに接触して擦れてます。
スプロケはISAでしょうか?
スクリーンはダークスモーク。
現状で見つかった不具合。オーリンズのオイル滲み。ヒートガード固定ネジ1個欠品。発進時のクラッチのジャダー、アイドリング回転数が1500rpm位で高い。
全体像〜車検証では2人乗り登録になってます。
新調したAGVのポップなヘルメット(笑)。購入したフックレンチでチェーンを張って、減っていた前タイヤの空気を入れて、八王子バイパスが無料になったの3往復ほど試走。11月中なのに、おしりと太ももが凄く熱い。
11月21日
土日とも雨は降らない予想なので、ガレージに1198SPで来ました。ジャダーが出ているクラッチの点検をします。取りあえず右カウルを取ります。固定ボルトが多いです(笑)。追加の後付け部品の続きですが、ロー側のヘッドランプだけHIDになってました。
1198SPには標準でドゥカティパフォーマンス製のスリッパークラッチが入ってます。
まずは、ディスクを外して点検します。
アルミ製のアウターはかなり段が付いてます。因みにフリクションディスクのベースもアルミです。段付きはジャダーの直接の原因ではないと思いますが、気持ち悪いの
で一度分解して段を無くします。分解するときにスリッパーのボールが無くならないように慎重にインナを取り外します。
昔、中古のクラッチディスクで作った固定ジグでセンタナットを外しました。
インナは手では抜けないため、ダミーでリテーナを付けてギアプーラで抜きます。アウターの固定ボルトはインパクトで外れます。無事、アウターが外れました。ネジロック剤の付け過ぎですね。
早速、アウタを万力に挟んでヤスリで段付きを無くします。
クラッチを組み立てます。スリッパーのボールは少量のグリスで固定します。板バネは錆びていたので、脱脂してから金のホイールカラーの缶スプレーで塗装しておきました。
ディスクを組み付ける前に、フリクションディスクのみ、ベルトグラインダの上で軽く表面研磨しました。穴あきクラッチカバーは888エンジンから取ってきた物です。
ちょっと試走、ドカのジャンパーも新調しました(笑)。結果、ジャダー直らず(泣)。まあ、段付きは直接の原因ではないため、直らない可能性が高いですが〜表面研磨で直るかも、と思いましたがダメでした。
で、次は別のディスクを使ってみます。888エンジンに付いていたクラッチディスクを外して〜暗くなったので、明日に持ち越し。
11月22日
888とは使うディスクの枚数が違います。ディスク2枚は使いません。早速、試走。ん〜大分、良いです。クラッチの繋ぎかたでジャダーが出る時もありますが、70%くらい出なくなります。888のディスクは鉄製なので、アウターは攻撃されて余計段付きになりますが、元々寿命なので、取りあえず良いか〜、ジャダーの件はこの状態で様子を見ます。
左側のカウルも外してみました。後付け部品の確認です。エアクリーナボックスに取り付けれている内圧コントロールバルブとセットで使うブローオフバルブが見つかりました。右はECUでバッテリーの下にあります。これはテルミのスリップオン用になってると思われます。
11月29日
日曜は天気が良さそうだったので、土曜の夜にはアパートまで帰ってきて、日曜はちょい乗り。中央で勝沼まで行きました。勝沼のコンビニで休憩。
帰りはコンビニから直ぐに中央に戻り、初狩でラーメンを食べてそのままアパートへ直行しました。結構寒いです。
タンクの周りに回っているプラスチックのカバーが緩いので確認するとネジがありませんでした(笑)。
早速、6角穴付ボルトで仮止めしておきました。後で低頭に変更します。クラッチは繋ぎ方によってジャダーがでますが、一応、使えてます。
12月6日
この週は日曜日のみの作業でした。バイク屋さんから引き取ってきた純正部品をガレージに運んできました。サイレンサとバンド、O2センサ。リアステップとリアシート、それにエアクリーナです。
純正のサイレンサ用ECU。
オーリンズのオイルシールを交換するために部品を揃えました。前もって買っておいたフォークオイル。
下はヤマハの純正部品のダストシールとARI製のオイルシールです。これに、上記の通販で買っておいたピンレンチやスプリングを圧縮するタイダウンなど、一式を持ってバイク屋さんに行きました。左側のトップキャップは簡単に外れましたが、右側の固着して外れない(ピンレンチの柄の部分が曲がって力がかからない)ため、一時中断しました。ピンレンチの代りにちゃんとしたジグを作って再挑戦します。
12月12日
モノタロウで購入のオーリンズのトップキャップのピンレンチジグ用の4mmのピンが来ました。長さ15mm。その他3.9mmのドリルを購入しました。
こちらはebayのカウル止めアルミボルトのセット。右写真の上が今回購入したもの、下はオリジナル。アルミ製で軽いですが、頭の形がちょっと違います。
12月13日
土曜からジグを作る予定でしが、CNC制御用のPCのPS2マウスポートが壊れたようで、Xが立ち上がらず作業ができませんでした。顛末はここを参照のこと。土曜の夕方にはPCが復活しました。
CNCで切削します。肝心のピンの穴は3.9mmのドリルで開けるので、センタドリルを使ってポンチマークを付けるだけにしました。材料は手持ちの6mmの鉄板です。エンドミルは超鋼の4刃8mm。
ピンの部分はポンチマークが付いているので、ボール盤で3.9mmで穴あけをしたところ。
そのままでは4mmのピンは入らないので、丸ヤスリで少し穴を広げて油圧プレスで圧入しました。ピンレンチジグ完成です。
早速、外れなかった右側のトップキャップを外します。ハンマで少しづつたたくと回りました。良かった〜
片持ちリフトスタンドのシャフトを作ります。電子顕微鏡用に買っておいた45mmのSS400の鉄棒を削ります。ベアリングの内径は20mmです。リアアクスルの内径はWEBページでは41mmですが、ノギスで測ると約40.7mmくらいです。
シャフト完成しました。固定は20mm側に5mmのネジを切り、幅広ワッシャで固定しました。フロントブレーキをタイラップで掛けて体重を掛けると、すんなり、リアが持ち上がります。
フォークを外すべく、フロントカウル周辺を取り外して行きます。ETCアンテナがヘッドライトの上にあるのを発見しました。
土日で作業を終える予定でしたが、PCの故障で1日ずれてしまったため、電車でアパートまで帰ることにしました。日曜の夜8時台は1本のみ、おまけに電車に乗ったのは一人でした。