セヴンの全バラ・レストア
その40
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セヴンのレストアを紹介していきます。


2009年
9月12日
空冷のVW屋の通販で購入したVDOの油温計用のセンサ です。お店のWEBページには取り付け径がM10のP1.0と書いてありましたが、寸法からするとPT1/8 と思われます。M10のタップを買わなくて良かったです。


アパートで華氏の油温計のメータパネルを摂氏 に改造してきました。つや消し黒のカッテングシートで数字をマスクして上から白のインスタントレタリングで摂氏に書き換えました。フランジをかしめる前に、温度計で確認しながら 指示針の位置を固定しました。


PT1/8のタップは以前に購入してあったので、早速アルミ板にネジ切りをして、入れてみると合いました。


オイルフィルタのブロックに適当な穴を開けて上記のアルミ板を溶接します。アルミダイキャストは思うように溶接できません。センサはテフロンテープを巻いて固定しました。


油温計のフランジ部は外した時のキズ で真鍮の地が出ています。つや消し黒のスプレー缶で塗装して、センタトンネルに仮組みしました。


先週、切断したタイロッドエンドアームを溶接しました。その後、サンドブラストを掛けて、PORシルバーでハケ塗りしました。


9月13日
油温計のセンサ を取り付けたブロックをエンジンに戻しました。アース側の導通をテスタで確認しておきました。


油温計の 電気配線を行います。センサ用 の信号はオイルパンの横を通ってセンタトンネルまで、電源はスカットル内から配線してきました。センタトンネルはRが付いているので助手席側に隙間ができます。ゴムシートを整形して貼っておきました。照明用のバルブはT10で緑色でした。


オフセット したタイロッドエンドアームを仮組みしてみました。良好です。


油温計の照明を 白色LEDに変更しました。T10用の汎用のソケットに抵抗と白色LEDを埋め込みました。手持ちのLEDが1個だったのでちょっと暗いです。



9月19日
左側のロータですが、少し偏芯 しているので、挟んであるスペーサを調整 して直しました。直りました。


フェンダステー の通し方を銅パイプで考えます。アッパーアームとスピンドルの2箇所で固定するケータ方式にしました。


9月21日
近くの車用品店で購入したH4のカプラ と100円ショップで購入してきた熱収縮チュ−プです。接点グリスも買ってみました。


ひびが入っていたカプラを交換しました。ポジション球も付け直してP700レプリカに交換しました。

外側のパッドはそのままではロータと干渉します。R加工をして逃げます。仮組みしてみます。固定ピンの固定方法が分からなくなりました。細いスプリングを組み合わせて固定するのですが、1式分しか無いようです。


ハブ が少しキャリパと干渉します。旋盤に取り付けてディスクグラインダで削りました。


9月22日
R加工したバッドに錆び止めのために、耐熱黒のスプレーで塗装しておきました。


キャリパサポートですが、鉄製のオリジナルより厚みが増し、固定用のボルトが短くなったためサポートにCNCで沈め加工をします。


加工をしたサポート を仮組みしてみます。丁度アップライトの裏側と面一になるまでボルトが通りました。右はオリジナルの鉄製のサポートです。アップライトとタイロッドエンドアームはPORのシルバーで塗装していますが、PORの紫外線による黄色化 が良く分かります。PORのシルバーは紫外線でシャンパンゴールドのような色に変化します。


フェンダステーの作製を開始しました。型取りした銅パイプに習って16mmの鉄パイプを曲げます。サンドブラスト用の砂を積めて万力に挟んでパーナであぷって曲げます。右は砂無しで90度曲げた鉄パイプです。肉厚の鉄パイプですが、砂を詰めないとつぶれます。


ガレージの ページで作製したベンダ3mmのステンレス板を90度に曲げてフェンダステーの固定板を作ります。アッパーアーム側は14mm、スピンドルは16mmの穴を開けます。鉄パイプは短く切りました。軽量化のためにフェンダと接続する部分はアルミで作ます。片側分の部品ができました。


9月23日
もう片側分のフェンダステーの部品を作ります。鉄パイプに詰める砂はサンドブラスト用のガーネットの砂です。水分があると水蒸気で爆発するらしいのでバーナで水分を飛ばして使います。両先端は木でをします。


万力に挟んでバーナ で加熱して少しづつ曲げます。万力に挟み直して型の銅パイプと同じ角度になるようにクランク型に曲げます。


フェンダステーの2個分の部品が出来ました。


ステアリング の皮巻きです。バックスキンを型取りをして両端を縫いステアリングに嵌めてみました。皺が寄らないように3次元 のステアリングに巻くのは至難の技です。



9月26日
当初フェンダステーをキャリパのスペーサに取り付ける予定でしたが、ケータ方式にしたため軽量化のためスペーサ分割しました。


オークションで購入したアルファ製ステアリングです。5000円で安いので購入してみました。一回り大きい直径27cmの丸型です。スイッチの取り付け用のプレートもサイズが異なるため作り直す必要があります。


ボスの取り付け穴位置が少しずれているためリュータで穴を広げ、サラ加工をし直してボスを取り付けました。


9月27日
昨日、積層したカーボンケブラのステアリングプレートを離型しました。


フェンダをタイヤに固定してアルミ棒で延長したフェンダステーの位置を固定し、中央のスピンドル部の取り付け金具フェンダステーの位置を確認します。


新しいステアリングにシフトパドルを取り付けました。


スイッチ取り付け用のプレートを整形して仮止めします。ロゴ入れは次回の予定です。


ステアリングを取り付けてメータパネルとの隙間を確認します。スイッチの配線用のカールコードの巻き方も確認しました。ステアリングラックはノーマルなので3回転半回ります。片側で1.75回転 です。実際にはキャリパの取り付けボルトとロアアームが干渉するので1.5回転くらいと思われます。


カールコード のコネクタはDSUBの9ピンです。取り付け金具を作り、 センタコンソールの奥にコネクタを取り付けました。


フェンダステーとスピンドル部の取り付け金具溶接します。取りあえず左側のみです。その後、アッパアームの取り付け金具を整形しました。次回溶接予定です。



10月3日
オークションで購入したフェンダステー用のアルミパイプ が届いていました。外形16mm、厚み2mmです。


ステアリングのプレートにサンドプラスとでロゴ入れました。


ステアリングのスイッチ です。配線の取りだしを水平方向へ変更します。その後、液体ゴムでコーティングしておきました。 


フェンダステーのアルミパイプをパイプベンダ で曲げます。サンドブラストの砂を詰めるとつぶれを少なくすることができます。Rが少し大きいですが、型より小さくすることはできません。


フェンダステーの鉄部の続きです。アッパアームとの取り付け金具を溶接します。鉄部が完成しました。

ステアリングを組み立てます。プレートは両面テープで固定しました。上記のスイッチを取り付けてカールコードへ配線しました。


フェンダステーのアルミ部 です。フェンダとの取り付け部は3mmのアルミ板から作製し、4mmのブラインドリベットでアルミパイプと固定しました。


フェンダステーの鉄部をアップライトへ仮止めし、アルミ部を結合しました。鉄部とアルミ部の結合は内部に2017材のアルミ棒 を入れて4mmのボルトで固定してあります。左側のフェンダすてー完成しました。



10月10日
フェンダにウインカレンズ を取り付けます。バルブは以前に作った黄色のLED を8個使った自作です。接続はギボシ端子で行います。


フェンダステーに通すウインカ用のケーブルを作りました。2本のケーブルを収縮チューブに入れます。ケーブルを通すのは前側のアルミ部です。


右側のフェンダステーの部品も作ります。アルミ部と鉄部を接続する2017材のアルミ棒です。旋盤で双方内径に合う様に削ります。鉄側はパイプの繋ぎ目を逃げるように を入れておきます。


10月11日
右側のフェンダステーの続きです。鉄部の溶接しました。接続用のアルミ棒を入れてから溶接します。溶接の後でアルミ棒が入らなくなります。


右側のフェンダステー仮止めします。


フェンダとステーの間に入っているゴムのスペーサです。高さを2/3くらい低く削りました。


右側のフェンダ を仮止めして確認します。後側のステーは少しフェンダと干渉しています。次回にフェンダを削ります。


左右のフェンダステーの部品です。完成しました。


10月12日
塗装のためフェンダステーの部品をサンドブラスト しました。



フェンダステーはのPORをハケ塗り後、半乾きの状態でシルバーガン吹きしました。


乾燥後、フェンダステーを組み立てました。左右とも完成しました。



10月17日
アップライトフェンダステー と共に本締めしました。キャリパーはまだ仮止めです。


フェンダに付いているウインカ電気配線を行いまた。


ブレーキホースを取り付け、アームと接触する部分を保護します。


タイロッドエンドナットは長めにできています。少し、短くしました。


タイロッドエンドを仮止めします。


フェンダステーが干渉しています。フェンダを少し削りました。


10月18日
エンジンをかける準備です。キャブレターのカバーを取って内部をエアブローしました。その後、タンクにガソリンを少しいれて電磁ポンプを駆動してガソリン漏れ がないことを確認しました。


電気配線の続きです。センタトンネル内の配線を追加しました。







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