<2001年8月−12>

8月4日
点火コイルとスタータリレーを取り付けるためのプレートを作りました。下の三角形のアルミのプレートは別のページで紹介しているデジカメで撮った図形からCNCフライスを使って切削したアルミ板です。コイルのステーはTIGで溶接しました。リレーはスペーサを使って固定します。このプレートはのっぺらぼうで殺風景なので、後で文字をエッチングしてみようと思っています。ついでにずっとほってあったリア側のインテークマニホールドも溶接しました。


 

8月5日
ブラストを行ったタンクキャップを取り付けました。レバーはカーボンで作った物です。キャップ自体は851に付いていた物で昔入れた”マルコ・ルッキネリ”のエッチングが入っています。フランジの方は元々付いていた物ですが、ニッケルか何かのめっきがしてあって剥がすのが大変でした。今はステカがあるのでエッチングの版下を作るのが簡単ですが、昔(10年くらい前)は大変でした、雑誌でルッキネリのサインを探して、OHPシートにコピーをするんですが、なかなか真っ黒になってくれないので、マジックで修正してました。PCB用のスプレー感光剤を塗ってOHPシートで感光させ現像します。その後、塩化第二鉄でエッチングするのですが、皮膜が薄いため長くエッチングしていると余分にエッチングされて失敗します。

 

8月12日
アルミのプレートにエッチングで文字を入れてました。作り方はこのページを参照してください。

 

12月29日
夏以降、レストアを休止していましたが、レストアを再開しました。形は大体できて来ているのですが、ここからが結構大変です。

電気系の配線を始めましたが、途中の繋ぎなおしたコンタクトや余分な配線がたくさんあったため、余分な物は取り除きました。かなりすっきりしました。(右側)

フレームの右側にハーネスを沿わせてタイラップで仮止めします。タイラップはリリース付きの物を使っています。何回でも付け直せるので便利です。

FCRキャブレターも仮止めしました。リアのインテークマニホールドの角度/長さとも良いようです。

メインキーをメータパネルの右下に配置したのですが、ブレーキマスタのホース部分と干渉してハンドルが切れないことが分かりました。大失敗でした。ステーを作製し、メータ/ライトステーの左側に移設しました。メータパネルの方は穴の部分を切り取りました。

サンドブラストをかけておいたリアブレーキのトルクロッドも仮止めしました。

タンク下の配線です。点火ユニットがまだ付いていませんが、ほぼ完成です。フロントブレーキのスイッチ、ホーンは配線が短いため延長して取りつけました。